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pochiの雑記帖です。思いつきで書いたり書かなかったり。
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コウちゃんの「少林少女」の前にと思って、
ずっと気になってた「カンフーハッスル」をやっと観ましたー!

やー面白かった^^
久しぶりにスカッとするエンターテイメントを満喫しましたv
「少林サッカー」も面白かったし
チャウ・シンチー好きなので期待していたのですが
十分楽しませていただけました。

冒頭でチャウ・シンチー演じるシンがサッカーボールを踏み潰して
「もうサッカーは辞めたんだ」、って言った時点でもう笑った。
そういえば公式サイトのOPアニメもそれでしたよね^^

「少林サッカー」のときのお下劣な感じがやや薄くなって
代わりにちょっとグロかったりはしましたが
そこもチャウ・シンチーらしさというもの。
馬鹿バカしさとスレスレのブラックなジョークは健在で
いい味出してましたねー

アクションはほんとに凄くて、
いやにおっさんばっかり出てるなーと(それもかえっていいのですが・笑)思ったら
皆さん往年のスターだったりと凄い経歴の方ばかりで、
チャウ・シンチーが昔から憧れてたような人にオファーしたのですね。

槍、というか棒術を使う達人の技は趙雲さまみたいでカッコよかったーv
頭の薄めなおっさんでしたけどね(笑。

一見別にカッコよくもなんともないような
どちらかと言えば冴えないマダオへの愛を感じるのも
チャウ・シンチー映画のいいところ。

そしてちゃんとほのかに切ないロマンス的な香りも忘れない、
見せ所を心得た作りだと思います。

それにしても随所に遊び心が満載で退屈しなかった。
病院?に狂気の達人・邪神を連れ出しに行くときも
通路の向こうから血が濁流のように押し寄せてくる幻影を見るという
特に意味のない(笑)シーンは
S.キング原作のジャック・ニコルソン主演のホラー映画「シャイニング」のパロだし。

棒術の達人が断末魔に言い残したセリフが何故か英語で
「英語で言うな!何言ってるのかわからん!」
で笑っちゃったんですが(ハリウッド進出1作目なのに・笑)
あとでシンが半殺しにあって大家夫婦に助け出されたときにも
「何か言い残すことはないのかい」と言われて
ペロペロキャンディーの絵を自分の血で描くと
子どもの頃の少女との思い出を知らない夫婦に
「言葉で言え!意味わからんぞー!」
って言われてるんだよね(笑。
この微妙な伏線のはり具合がすげーウケました。

他にも日本人にはわからない部分で
いろいろと遊んであったのだそうで、
チャウ・シンチーがほんとに自分も楽しく、
観客も喜ばせようと作ってる、というのがよくわかる感じです。
彼はブルース・リーにとても憧れてたそうですが、
終盤のチャウはほんとにカッコよかったですよ~

カンフーコメディはやっぱり面白いねぇ^^
いくらCGやワイヤー使用とはいっても
もともとの武術のレベルは物凄いというのがまた
面白くしているエッセンスなんだと思いますよね。
アクションにCGやワイヤーはかく使うべし、という気がいたしました。

他国の役者にこのアクションレベルは到底不可能だと思うので
少林寺をはじめとする中国の武術の歴史背景があってこその文化なんだなと思います。

観てない方は是非に。
ただし多少のグロさとお下劣さは許せるおおらかさのない方は無理(笑。
アクの強い映画ではありますな。
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山田洋次監督、真田広之、宮沢りえ主演の
2002年作品、「たそがれ清兵衛」を観ました。

予備知識なく観ましたので
てっきり藤沢周平の短編「たそがれ清兵衛」の映画化なのだと思っていたのですが
全然違ったのですね、これはびっくりした。
同じ藤沢作品の別の短編と合わせて原案としており、
山田洋次が新たに書いた脚本なんですね。

表題「たそがれ清兵衛」が巻頭に収録されている
ワタシが大好きな短編集から「祝い人助八」が使われていて、
病気で妻を亡くした助八が
親友の妹で幼馴染の波津に身の回りの世話をしてもらうようになるが
上意討ちを命ぜられて、という展開なんかは
子供がいることは違ってますがほとんどそのままなので
むしろこちらのほうが原作といったほうが近いような内容でした。
あとは「竹光始末」からもエピソードを使用してましたね。
EDのクレジットにちゃんと3作のタイトルが出ていたので
ほんとに短編「たそがれ清兵衛」の映画化ではなかったんだなーと。
たそがれ、というあだ名を使いたかったのと
タイトルとして座りがいいので
使っただけといってもいいな(笑。
原作の清兵衛の、藩の事情とかは割とどうでもよく(笑)病妻をいたわる愛とか
そんなのはまったくなかったですな。

当時の時代考証にかなり気を遣っているのだそうで、
凄くリアリティのある映像でしたし、俳優さんも皆素晴らしくて
内容も深かったですし、
ぐっとくる、たまらないシーンも多かったです。
率直に泣けましたしとても素晴らしい出来だと思いましたが、、、

ワタシ個人的にはふたつの点で非常に残念でした-_-;

ひとつは、ワタシは原作となった3本の、
掘り下げれば大変に暗い、
上意で人斬りをしなければならない立場に追い込まれる、という内容でありながら
どこか本人が飄々として、お上も政変も何処吹く風、
下級武士の強かに逞しく開き直った生き方みたいなもの、
全体にユーモアを感じさせる雰囲気が好きだったので
それが表現されなかったというのが正直残念。

主人公の、出世などまるで望まぬ朴訥とした性格はよく描かれていましたが
とにかく貧しさが強調されていてあまり明るく淡々とした感じではなかったので。

これは山田洋次さんがそういう映画を撮るつもりではなかったというひと言に尽きるので
映画のカラーそのものが違うのであり、
たまたまワタシが原作のそれを期待したけれども
この映画はそうではなかった、というだけのことで、
山田監督がそうしようとして失敗しているわけでは決してないので
それは映画の質の問題とは違うと思うのですよ。
原作を知らなければ全然ひっかかる部分ではないので
多くの方には構わないことなんだと思います^^


もうひとつのほうが問題なのだ。
実はむ、、と思ったのでちょっと調べたんですが
やっぱりラストには異議のある方が他にも居られるようですね。

はっきり言ってしまうとラストが余計ですな-_-#
あれでぶち壊しです。
むしろ怒りを覚えてしまった…
映画の出来としては↓で書いた「蝉しぐれ」に比べるとかなり完成度が高い作品だと思いますが
ラストでひっかかると痛い。
お蔭で観たあとの全体評価はあんまり変わらなくなってしまいました^^;
ラストで大きくマイナスです。


どうして無理やり戊辰戦争につなげようとするんだろう。
時代劇を撮ると、
歴史的事実に繋げることが映画のクオリティをあげるとでも思ってるんだろうか。
非常に幻滅しました。
日本映画の低迷期に若かった山田監督の限界を見たような気がした。
このひとは映画観る人の気持ちわかってない。
自分が作りたいように作るのは結構ですが
何か現実的な悲劇を提示して見せることが高尚な気がしちゃってて
エンターテイメントの部分を完全に忘れていると思う。

原作の「祝い人助八」の簡素でいて感動的なあのラストの余韻を
どうしてぶち壊してくれちゃったんだろう。
どうしてせっかく幸せになれたたった3年後に戦死した話なんか聞かせるんだろう。
悲劇的結末を後日談で聞かされたりするのは
ずっと観てきて感動的終幕を迎えたと思った視聴者には正直苦痛です;_;

年配の婦人となったらしい娘の語りとして話が進んでいるので
ラストには年取った姿の娘が登場するかなとは思ってましたが
いらなかったなー。
絶対いらなかったあのラスト。余計だ。

娘は
「ひとは父を不運といいますが、父は幸せだったと思います」
なんて言ってましたが
そんなことは娘という名の他人の勝手な言い草以外のなんでもありません(笑。

人斬りなんかせずに、ただ家族と幸せに暮らしたかった、
国がひっくりかえったら武士を辞めたっていい、と言っていた男が
やっと想いが叶って夢見た人と結ばれたのに
そのささやかな幸せはたった3年しか続かなくて、
まだ娘も幼い頃に戊辰戦争に巻き込まれて射殺されただなんて、
どこが幸せだったんだオモテへ出ろ馬鹿野郎、というキモチでございます(怒。


ラストまではとても素晴らしかったのに完全にぶち壊し。
なぜ宮沢りえと手を取り合ったシーンで終われなかったのか。


ほんとは藤沢作品の映画化で山田洋次監督の評価があまりにも高いので
キムタクは正直・・・・・・・なんですが
「武士の一分」も観ようと思ったんですけれども
すぐに観る気は失くしました…

そのうちいずれ、と思いますが
そもそもキムタク好かん、という先入観が邪魔するなーとは思ってたんですけど
益々変な先入観無しでは観られなくなってしまったさ。。

藤沢周平文学の金字塔、とまで言われる原作を読んだのは
NHKでドラマ化された頃、5年近く前だったのですが
最近再読しまして、
ずっと観たいと思っていた2005年作品の映画をやっと借りてきて観ました。

原作好きなんですよ~切ないんだコレが;_;
ざっと言ってしまうと
下級武士の家に養子として育った若き藩士が
少年の日の淡く叶わぬ恋を胸に抱きつつ
政変の犠牲となって切腹した父の生き方を尊敬しつつ
不遇に耐えて剣の道を究め、成長していく姿を描いた作品です。

「たそがれ清兵衛」や「武士の一分」と違って長編なので、
原作のボリュームと内容の深さを2時間余りでそのまま表現するのは
かなり難しいだろうなとは思っておりました。
そもそも原作アリの映画というのは当然いろいろ改変せざるを得ないものですし
とりあえず抑えるトコ抑えてくれれば
あとは改変を楽しむくらいのつもりで観るようにしてます。


主人公・文四郎を市川染五郎、
儚い恋心を抱く隣家の娘ふくを木村佳乃が演じたのですが
子役時代(15歳と13歳)が重要な作品なので
どんなもんだろうと思ってたんですよ。

んー、例によってワタシは涙腺弱いのでダダ漏りに泣けましたが
全体に65点くらいかなぁ。

悪くなかったですが、やっぱり演出が、特に前半の子供時代がイマイチだった気がします。
原作のシーンの通りにしようと固執しすぎだったのじゃないかと思う。
もっと短い時間で骨の部分だけ伝えられるような
映像ならではの改変があってもよかった。
子役さん固かったかなぁ。
さすがに父の遺体を荷車で運ぶ文四郎を、
既に罪人の子として蔑まれつつある彼を、
ふくが助け、一緒に荷車を押すシーンは良かったですけどね。
他は凡庸でシーンがブツブツ切れる感じの、あまりよい脚本ではなかった。残念。

前半で圧巻だったのは緒方拳さんですねー!
このひとはほんとに凄い役者さんだと思う。
文四郎の父としてはちょっと歳が行きすぎな感じなのだけど、
存在感素晴らしくて、
切腹前の最後の対面のシーンなんかほんとに凄かったです。


元服した18歳くらい以降市川染五郎さんに代わるわけですが、
初々しさをだそうと頑張ってる感じだったな^^
結果、原作の文四郎よりむしろ幼く描かれてたような気がします。
原作はもっと骨太な男な感じですもんね。

実は養子だという示唆も映画ではなかったので
お家断絶を避けるために責任を感じて
ひたすら辛苦に耐えるような感じはあまり出してなかったかな。
時間的に難しかったのかもしれませんが。。

時間的にと言えば矢田の未亡人の話も出てこないし
剣を究めていく過程もライバルの剣士との色々も
結局時間を割くわけにいかず、
ふくとの淡い恋とその悲劇的顛末に焦点を置いているつくりなので
仕方ないのかも知れません。

原作よりもより一途にふくを思っている感じに描かれているので
原作と違って女郎屋に行っても結局逃げ出してしまうし
再会前に妻を娶ってもいないのですよね^^
ひたすら純な感じの文四郎は
これはこれで好感でしたけれども^^

藩主の側女となり、「お福さま」となってしまったふくとの再会のシーンで
「文四郎さま、お子は?」と聞かれて
「未だひとりでおります」なんて答えるシーンは
原作とは違ってて
またふく役の木村佳乃さんのこのときの表情なんかかなりよろしかったです^^


殺陣のシーンは、、うーん、リアリティを出そうとしたんだろうけど
イマイチでした^^;
も少しカッコよく描いても良かった気がする。

そもそも道場の試合で師匠に稽古つけてもらうシーンで
なんでいきなり能の「杜若」なんだろ??みたいな気もしたしね^^;

ちょっと演出が滑ってた感が否めませんでした-_-;


ラスト、多分15年くらい経過しての(原作は20年以上)の再会があるわけですが
これまで一貫してストイックな純愛を描いているので
やっぱりラブシーンはなかったねー
原作ではちょっともにょもにょな感じなんだけれども(笑。

実はワタシ、原作のラストでふたりが接吻を交わすのは
ここだけはあんまり好きじゃなかったり-_-;
大人のキモチとしてとてもわかるのだけど、
なにか現在の妻であるせつに対して不実な気がして
ちょっと哀しい思いがあったりもするので…


映画の文四郎とふくが語らうラストのシーン、
これは結構よかったです^^
むしろラブシーンにしなくてとてもよかったと思う。
木村佳乃の涙がとても綺麗でした。

「文四郎さんの御子が私の子で、私の子どもが文四郎さんの子となるような、
 そういう道はなかったのでしょうか」
「それができなかったことを、それがし生涯の悔いといたしております」

というやりとり、とても好きなのです。。ああ切ない。
忘れようとしても忘れられなかった、という文四郎の言葉に報われるようなふくの涙が美しかった。


いいシーンはあったのだけど、
全体にまとまりをつけて完成度を上げる演出がイマイチだったなぁという感じの映画でしたねー。
泣けたので気は済みましたが(笑。

きっと監督さんも原作好きで好きで、という意気込みだったのだと思うのだけど、
やっぱり原作小説の細かいあれこれを映像で表現するのって
むしろ「原作どおりにしよう」としすぎるとかえってダメで
天才的な独創性がないと大変なんだろうなと思いましたね。



「たそがれ清兵衛」も借りてあるので今夜観ようと思います^^
こちらはかなりの高評価作品なので楽しみ。
原作は短いお話なんですけどもね。

京極夏彦の京極堂シリーズのトリビュート本、「妖怪変化」を読みました。

ようは、プロ作家によるアンソロ本、二次創作集ですな。

ワタシはあまり広くいろんな作家さんを読んではいないので
豪華執筆陣!と言われてもオリジナルを読んだことがない方もいるのですが
なんかスゴイ人ばかりなのだそうです。

あさのあつこ(小説)、諸星大二郎(漫画)、松苗あけみ(漫画)とか、
石黒亜矢子氏の京極堂、小畑健氏の榎木津のイラストなんかも載ってました。


個人的にイチ押しは巻末に載ってた諸星大二郎。
京極氏が喜びそうな絵巻ものの妖怪絵の謎を解く、という仕立てで、
京極テイストをしっかり感じさせつつ
いかにも諸星大二郎だったです。


映画「魍魎の匣」の監督さん、原田眞人氏の手記なんかもありました。
映画のシナリオが決定稿に至るまでの紆余曲折を解説したもので、
ボツになった部分のシナリオを載せたものですね。
実はまだ映画観てない、というか
観たかったんですがつい先日でウチのほう、上映終了してしまったんですよ。。。
映画館で観たかったんだけどなぁ…残念。
あれは京極堂シリーズの中でもかなり面白いと思うのですが
映像化は難しそうだと思っていたので
すごく興味はあったんですよ~
映画観てからのほうが楽しめる内容だったかな>監督の手記
DVD出るの待たなきゃです、うー、長いなー。


あさのあつこ氏のお話は「塗仏の宴」に出てきた美しき霊能者を思わせる感じで
いかにも京極らしいお話でしたが
ラストの畳み方が思ったとおり、あまりにもあっさりオチだったかな(笑。


西尾維新氏のお話は堂島静軒が登場する、
村人入れ替えネタ、記憶操作ネタなわけですが、
内容、というか事実が量的にたいしたことのない割りに
ページ割きすぎというか、勿体つけすぎなんじゃ(笑。
前半まだるっこしくてクドくて飽きた。。。


フジワラヨウコウ氏のイラストは…
うーん、、、特に好みの絵の方ではないので
なんかよくわかりませんでした^^;


柳家喬太郎氏の、
落語家の語りのようなお話が入ってたのはちょっと変わってて楽しかったです。
軽い読み物として面白いかも。


松苗あけみ氏のは、、、
いかにも松苗印なのですがあんまり榎木津らしくも京極堂らしくもないかなと(笑。
少女マンガ的にするとこんなでもアリなのかな?^^
客観的真実と主観的真実は違うのです、というお話。


で、牧野修氏の小説なのですが。
むむむ、こればっかりはどうもいただけない。
というか、この方、榎木津礼二郎の能力を勘違いしておられる。
はっきり申し上げて原作理解ができてない、と思う。
数十年経っている設定なので京極堂もご老体なわけですが…
まず関口が自殺してしまっているという設定が嫌だ。
なんか二次で勝手に殺すなというか、嫌だ(笑。
個人的な好みですが
彼は愛すべき弱者であって、
シリーズの主な語り手が彼であるというのがワタシはとても好きで、
皆関口を時には手厳しいやり方で構うけれども、
実は中禅寺も榎さんも木場さんも関口をほっとけない、という関係性が好きです。
なので関口巽を失ってしまっては、彼らの何かが壊れてしまいそうで嫌。
そして榎木津が関口の自殺の瞬間を見てしまい、
その「死の記憶」を見てしまって、死そのものを体験してしまい、
ショックで自失してしまって
以来関口の人格に憑依されてしまってる、という話なのだな、これが。
その関口を、榎さんから落とす京極堂、というお話になってるわけです。
をーい、榎さんが断末魔の人を見たって、
その人の見たものしか見えないですよー^^;
ぶっちゃけ首つり自殺なら、自分の手とかぶら下がってる足とか、
目の前の空間しか見えませんて。
彼には、記憶は見えるけれども、
その人の気持ちとか思ってることとかはわからないんです。
その人の脳が作り出した幻覚も見ることはない。
ただ事実が見えるだけ。
だから「死そのものを体験してしまう」なんてことは有り得ない。
そもそもそこからダメ。
大体榎さんがそんな、憑依しこそすれ(笑)憑依されるだなんて違和感有り過ぎですって。
いくらシャレで書いた二次だって、
商業本として売るというのに、プロのくせにいただけないなぁ。
編集さんも言ってあげようよそれくらい^^;


…あ!
今気づいたけど
そうすると松苗あけみのも榎さんの能力としてはおかしいじゃん^^;
感覚器官である「目」が捉えたものを脳が意識に橋渡しするときに
幻覚とか思い込みが入り込むわけで、
榎さんに見えているのは脳が勝手に加工する以前の情報なのでしょう。
じゃ、猫が人間の青年に見えるわけがないじゃないか。
あーあ、松苗さんもやっちゃったですね^^;



ともあれ、なかなか興味深い御本でした^^

どろろ絵進めながらチラチラ観てました>大奥

んー、、、あまりにもフツーの映画でしたね(笑。

なんというか、もう少しドロドロしてるのかと思ったら
むしろテレビシリーズより綺麗でさらり?
仲間由紀恵チャン主演なんで
事務所的にエゲツナイのはNGだったのでしょうか(笑。

大奥だろー?
エログロにしろとは言わないけど物足んねーよ(笑。

西島さんの生島はなかなかオトナーな感じで
あんまり若いお兄ちゃんが演じるよりはサマになってましたが
いかんせん仲間由紀恵ちゃんはどうにも無機質なんだよなー…
そういえば前に「功名が辻」の評で
仲間由紀恵がサイボーグのようで感情移入ができない」っていうヒドイのがあったな^^;
そこまでとは思いませんが
まああんまり色気のない人だよね。

清楚で無垢な女性のイメージだからそれでいいんだって言われりゃそれまでですが
大奥取り仕切ってる総取締の割にはピュア過ぎるんではないですか^^;
花火を見て涙を流すあたりなんか可憐で美しかったですが
あまりにも「一夜の綺麗な恋」過ぎたのでイマイチ違和感が。

周りの皆さんもさほど愛憎渦巻くどろ~~んとした感じは濃くなかったですし
ひたすら綺麗な映画だったなという印象しか残らないにゃ-_-
そして井川遙演じる月光院サマのダメさ加減ばかりが際立つ(笑。
絵島生島がシラケるほど気の毒です。
「一夜」から展開早ッ。
パタパタパタポンと畳んだな。

凡庸な展開でぼそぼそと進む感じで
ぶっちゃけ映画にする意味がどこにあったのですかという気がいたしましたですな。
TV特番でいいよコレ。

ミッチーの裃が派手すぎて笑ったー。
でもミッチー好きだからヨシ。笑。



さて、どろろ絵は少し進みました。
どろろのほうは線画ほぼ終了。
うっかり忘れなければちゃんと太鼓の紐描きます^^;
現在あにきの線画クリンナップ中。

6bc5953e.jpeg

黒澤作品のリメイク、「天国と地獄」観ましたよ~
百鬼博士の研修医時代の犯罪物語(←違います。


うん、なかなか面白かったです。

ちょっと小樽観光案内みたいにもなってましたが
まあそれはこういうサスペンスTVドラマの常なので許容範囲^^

残念ながら黒澤版観てないんだなぁ。
映画紹介なんかでちょっとハイライトシーン観たくらいなんです。
それが悔やまれる。
比べたい、というわけじゃないですが
かなり前からコレやるの知ってはいたので
やっぱり先に元々のを観て、違いを楽しみたかったなと
今更ながら後悔です。

しかしやはり前作は白黒作品だったので
見易さ、という意味ではカラーのほうが絵にはなるんだろうな、と思いましたよ。

妻くんの出てる最初のほうのシーンでは
光の点滅や反射を意識的に入れて
不安感を煽るというか、そういう演出してる感じを受けましたね。
権藤家の居間でのシーンは
画面を斜めにグラデーションで割って
やたらオーバーラップさせる手法をとってて
ちょっとやりすぎっぽい気もしましたが^^;

キャスト豪華でしたからねぇ。
黒澤リメイクで気合入ってたでしょうし、
これでダメダメだったら制作側立つ瀬ないですもんね。

(キャスト豪華でも痛々しい映画がこないだありましたが…
敢えてぶっちゃければ「憑神」のことですが^^;
アレで妻くんの評価が正直下がったようだったので
もったいなくてむーー…となっていたもので
今回何様的要らぬお節介ながらよいデキだといいなーと思ってました^^;)

佐藤浩市、いい味出てたなぁ。
こないだ「壬生義士伝」見返したばかりだったので
余計にぐっときました。
出始めの若い頃はなんかギラギラしすぎててあんまり好きじゃなかったけど
40過ぎくらいからほんとにいい役者だなぁと思うようになりました。
ラストに見せる笑顔がすごくいいですねこのひと^^

妻くんは犯罪者役は初めてじゃないんですよね。
「砦なき者」って、
やっぱりテレ朝のサスペンスで以前犯人役演ってましたよね。
そういえばあのときも鈴木杏香共演してたなぁ。

いやあ、オレンジの櫂みたいな純な若者もよいですが
妻くん犯罪者役似合うねぇ(笑。
人懐こいはずの笑顔が
今回はなんと残酷で退廃的でエロス~だったことか(笑。
間に入るドコモのCMがギャップありすぎー。
(というか無理な話ですがCMナシで観たかったですね^^;
 あまりに役柄と違う役者CMはなんか気が削がれる。。
 阿部ちゃんの王子とかも。笑)

百鬼丸もも少しヤバいとこまでヤサグレて
どろろに逢うのが遅かったらここまでイッてたかもしんないぜよと
なにか別のワールドへの扉を開いてしまいそうになりました(笑。

あの、薬の売人のお嬢ちゃんが口の中に薬をもってることを見せたときの
妻くんのニタ、って笑いが(笑。
そのあとの舌レロレロとキスシーンよかよっぽどヤバかった…!

ふ、普段 コウちゃんを あんな目で 見てるんで しょうか S妻…!!
(↑そこから離れなさい。)



イカンなにか話の筋からズレてきた(←元々です。
このままでは果てしなくズレていきそうなので以下箇条書き^^;


・吹石チャンは死体役がなんて似合うのだろう(酷。
 いや、綺麗だからですよ綺麗だから。

・進一くん絵上手すぎ。普通の小4はあんなレベルでそっくりに描けないにょ。

・警察の皆さんの尾行体勢
 「志村後ろ」と言いたくなるほど超バレバレな気がしたんですが
 実際あんな感じでやってるのでしょうか日本の警察。

・犯人竹内(妻くん)のアパートでのヤサグレ加減に妙に萌え。
 
・逮捕されるシーンでの妻くんの憎々しげな表情にも萌え。

・ラストの面会のシーンの妻くん、凄かったねー!
 あの、ガタガタ震えだすあたりが。
 傷のこととか、母親のこととか、投げっぱなしなのがかえっていい。
 原作でも犯人の背景とか過去って特に描かれてないんですよね。
 想像を掻き立てるというか、こういう物語の畳み方ってのも面白い。


来年の佐藤浩市×妻夫木の「マジックアワー」がますます楽しみになりましたぞよv

夏になると無性に観たくなるホラー映画。

ワタシ怖いの大好きなので
キンキンにエアコンきかせて深夜にひとりで観たりします^^

先日コドモが観たいというので
コウちゃん萌えvしたかったり、だったので
久しぶりに「着信アリ」を借りてきて観ました。

その感想も絡めて(ちょっと辛口です^_^;)
ワタクシおススメの怖い映画をふたつほど挙げてみようかと。
怖いのオッケーの方、
「着信アリ」のネタバレオッケーの方は
「続きを読む」からどうぞ~
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