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京極夏彦の「魍魎の匣」の映画、アニメ全13話とも
ようやく観られましたー
ネタバレ配慮…が特に必要ということもないかと思うのですが
感想、スレスレな感じで記します。
ひと言で申しますと映画はアウト、アニメはセーフって感じかな~^^
映画はかなりの改変がされておりますねー
そして改変の方向がすべて気に入らないです(笑。
映画公開から一年半以上経ちますが
未だにDVDが発売される気配すらないのが
すべてを物語ってる気がいたしますが
はっきり言って超駄作-_-#
まあ許せるのは音楽だけだな^^;
キャストは前作「姑獲鳥の夏」とほぼ同じなのですが
関口巽役が病気の降板で永瀬正敏から椎名さんに代わってましたね。
椎名さんはよい役者さんだとは思うのですが
しかし関口巽のイメージではないなぁ。
実際劇中でも「鬱気味で気の小さい、不安定な作家」という印象は皆無だったので
普通の常識人のおっさんにしか見えなかった。
久保に惹きこまれていってしまう彼の危うさが描かれてもいない。
これは脚本が悪いですね。
それから宮迫の木場刑事。
容貌はまったく原作とちがいますけれども、
前作ではそんなに悪くなかったので許容範囲だったのですが
宮迫氏、どうもキャストの中では一番忙しい売れっ子だったらしく
今回は撮影が遅れた所為で彼の拘束時間が短くなってしまい
どうやら脚本に大幅な変更をせざるを得なくなったらしいので
もう木場の存在がグダグダになってしまってた^^;
原作ではかなりキーパーソンであるのに
映画では居る意味もよくわからない人になってたな…
榎さんの扱いは
実写だと原作ほど奇怪な人には描き辛いと思うので
まあこれもヨシかなと思うのですが
戦時中久保と関わってたという設定は大きな改変のひとつでしたね。
しかし榎さんは性格的に絶対に
「俺が久保を助けなかったら…」云々は言わないと思うなぁ。
頼子を見つけるのは榎さんになってましたね。
青木刑事の役回りを榎さんに一部回しているため
こういうことになったのだと思うけど
この映画の一番インパクトのあるシーンなので
「役者の華」的にも阿部寛さん持ってきたのだろうな。
確かに頼子の最期のシーンはなかなか衝撃的だったですが
正直それだけの映画ですね-_-;
雨宮さんに至っては…印象すらない。最悪。
ワタシ原作の京極堂の
「彼は狂おしいまでに現実肯定のできる人だった」
ってセリフ、すごく印象に残ってるんですけれども。。。
そもそも全部美馬坂におっかぶせるというのが理解できない-_-;
久保の、あちら側に行ってしまった「きっかけ」も全然違ってるし
久保は美馬坂に利用されてたみたいになってるし
頼子はその久保に言われてやってしまったみたいな感じだし
もうさっぱり話が違う。
面白く改変されているのならそれはそれでいいのだけど
この映画の改変部分は登場人物の心理的な部分で齟齬だらけなので
作品のテーマやカラーそのものが変わってしまってる感じ。
従って京極の原作を読んで「映像化したい」と思った監督さんの意図が
まるで理解できないし共感もできない。
ラストに出奔後の雨宮と出会ってるのが関口の妻で、
しかも何を見たかはぼかされてしまっているわけですが
あの伊左間が出てきて語る、
原作の最後の最後の妙な緊張感が一気に増すシーンは印象的だったので
それがないのも個人的には物足りなかったかな。
まあこれは些細な話ですが。
キリがないので無理矢理総評まとめてみるとして
点数をつけるにも値しない駄作。
戦後の昭和っぽいイメージを出すために
中国で撮影した、とのことですが
どこをどう見ても中国にしか見えません(笑。
一方アニメのほうですが、
これはなかなか頑張ってたのではないでしょうか。
少なくとも「ええー?」とか思ったシーンはなかったし
結構面白く観られました^^
正直申してCLANPさんのキャラデザはいただけないので
そういう違和感は最後まで消えなかったけど^^;
中でも榎さんのイメージが違いすぎて
キラキラな美少年風なのにどうしても苦笑いが消せませんでしたが。
ビジュアルがああなせいで
性格も仕草もすべて違っちゃってましたね^^;
それと、これは無理もないですが
原作を読んでない人には???な点だらけかな、とも思いましたので
何もご存じなくて素でこのアニメから入った人は
特にラスト近くの畳みかけにはついていけなかったかも知れない。
でも関口が久保に魅入られていってしまうような描写は
久保の小説を読む関口のイメージで語られているあたり
(小説内の「私」のビジュアルが当初関口に置き換えられているとか)
よく表現されていたと思う。
木場に関してはイマイチ消化不良な印象だったので
15話くらいあったらもう少し丁寧に書けたんじゃないでしょうか^^
実はワタシ、昔初めて原作を読んだときに
これはアニメにしたら面白いんじゃないかなと思ったんです。
他の京極堂シリーズはそうは思わなかったんですが、
この「魍魎の匣」だけはそんな印象でした。
その感じは裏切られなかったので楽しめましたよ^^
◆メルフォにコメントくださいましたKさん、
わざわざのご挨拶恐れ入ります、ありがとうございました。
お返事遅くなりましてすみません^^;
メールにてお返事させていただきましたv

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