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「リボンの騎士」が「なかよし」でリメイクされるらしいよ、というのは
確か今年になって何処かで見たので存じてはいたのです。
最近の少女漫画事情には暗いので
誰某が描くんだよ、と言われてもきっとわからないし
連載が始まってから巷の評判をぐぐってみようかな、くらいに思っていたのですが。
なかよし公式「次号予告」こちら↓
http://games.nakayosi-net.com/manga/index3.html
…
…
…
これは酷い。
「なかよし」は小学生の女の子対象なのかな?
まあ、対象年齢から思えば
顔の半分以上が目、という絵柄がずらりと並んでいるのも仕方ないのかなとは思うのですが
中でもこれはあんまりだろう。。
目はみ出てるじゃないかこれでプロなのか(笑。
「みんなのママもゼッタイしってるサファイアとフランツの恋が今スタート!」
こんなサファイアは知りません(笑。
というか、真面目な話
サファイアのあの中性的な凛とした魅力がまったくなくなってしまっている。
あほ毛が生えてそうです^^;
これでよく企画が通ったな。
ひとりでもいいからかつてリアルタイムで「リボンの騎士」を愛した人は
スタッフにいなかったのだろうか-_-;
どうなってるんだ大人の事情。
眞さん…もうお父さんの遺産切り売りして儲けるのやめようよ;_;
シナリオには別の人の名前があるので
どうやらこの漫画家さんは作画だけの担当のようですが
それなら尚のこともう少しまともに描ける人はいなかったのだろうか。
ちょっと調べてみましたが
この方はあまり動きのある絵を描いてくれる方ではない、という評が^^;
「リボンの騎士」は結構アクションもある作品だと思うのですが
そういう部分はカットされたリメイクになるのでしょうかね-_-;
手塚漫画のリメイクは
「PLUTO」、「ダイモンズ」、そして「どろろ梵」に続いて4作目になるのかな。
「BJ」は単発で何人かの作家さんが描いていたように記憶しておりますが
連載ということだと上記の3つくらいかと。
「梵」はもうまったく追いかけていないので
どんな評価がされているかも存じないのですが
「PLUTO」と「ダイモンズ」は作画もなかなかで、比較的高評価だと伺ってます。
少し話がズレますが、
気持ちはわかるのですよ、
手塚氏の作品は特にその設定が魅力的で、
それを借りてきて膨らませて二次作品を作ってみたい、というのはよく理解できます。
リメイクがよくないとは思いません。
しかしやりすぎは宜しくない。
素人の偉そうな暴言との謗りを承知で申しますが
最近はTV界でも、昔流行っていたものを再利用して
懐かしさという話題性で煽り、
ある程度の集客を見込めるようなものにばかり走る傾向にあるのでは。
オリジナルで勝負する冒険を敢えてせず、
リメイクに頼る逃げを
「昔のファンは否定的であろうとも喰い付くし、話題になるからセールスも見込める」、
で正当化していないだろうか。
今の30~40代の人々の子どもの頃というのはTVが活気付いて局も増え、
子ども向け番組や漫画雑誌が激増した時期なので
かつて子どもの頃に好きで影響を受けたものを取り上げて
自分の手で作り変えてみたいというクリエイターが
業界をリードする世代になっているから、ということもあるのかも知れない。
そこに原作への愛があるのなら、リメイクは否定しません。
良作になっていれば、享受する悦びを与えていただければ確かに嬉しい。
しかしできれば最大公約数の許容範囲で行っていただきたい。
「リボンの騎士」は手塚漫画の中でもファンの多い作品だと思いますし、
予告の画像たった一枚を見ただけで酷く落胆させられるようなものは
誰も期待しておりませんですよ-_-;
連載が始まっても読む気はまったくないので
読まずに文句も言えませんからこれ以上は差し控えますが
せめてオリジナルを知らない今の「なかよし」世代の読者の皆さんには
それなりに評価される作品にしていただきたいとは思いますね^^;
◆「続きを読む」にてひと言メルフォのお返事をさせていただきました。
ありがとうございます^^
一部では絶賛されているらしい
木村拓哉主演の「武士の一分」を観ました。
ご不快の向きもあるかと思いますが
ワタシはキムタクがあまり好きではありません^^;
それを前置きしなくてはどうしても感想が書けないので
まず申し上げざるを得ないのです。
キムタク主演のために妙な先入観を持ってしまって
原作は大好きなのにこれまでこの作品を観ないでいたのですが
やはり色々言う前に観ておこうと思いまして、
ようやくDVD借りて参りました。
結論から言えば、思ったほどイヤンではなかったです^^
そんなに違和感なかったですよ、と観た方から伺っていたのですが
なるほど、確かにキムタクでミスキャスト、というほどの感じではなかったです。
山形弁が功を奏したというべきか、
キムタクはいかにもキムタクではあったけれども
素朴な感じも出ていて、それなりの役者さんだなとは思いました。
この作品はほとんど幕末!というカラーを出さずに
ほぼ原作に忠実な内容になっていて、
あまりスケールを広げず、こじんまりしたつくりでしたね。
派手なことは何もせずに、丁寧に、というおつもりだったようです。
ですが、正直申し上げてそれがアダになっているという気がしなくもない^^;
しんみりと夫婦愛にホロリとはくるのですが、
ドラマチックさが皆無で、
淡々としすぎで、盛り上がらな過ぎ。
地味すぎる。
会話の妙も、クスっとくる軽妙なシーンのあたりはなかなか宜しかったですが
切々と感動的であるはずの胸に迫るセリフまわし、みたいなものがイマイチで、
どうにもあっさりしすぎではなかったか。
クライマックスがないのだな-_-;
地味でもしみじみええなぁ、というほど
キムタクと壇れいの夫婦はもうひとつしっくりこないのね。
美男美女の設定は原作もそうなので
綺麗なふたりをもってくるのは納得なのですが
どうにもままごとみたいなのだ。借り物みたいなのだ。
夫婦の絆、というほどの年輪を感じさせる濃さがないのだよ。。。
気に入らない、というほどのことではないのですが
加世の不貞も薄々新之丞が勘のようなもので自分から気づいている、という示唆はないし
ついに知れてしまって離縁に至るシーンも
あまりセリフがよくなかった気がした。
加世がテキパキ出て行き過ぎるのが違和感あったなー。
キムタクも妻の不貞に激怒する武士というより
彼女に裏切られたカッコイイ彼氏みたいでさ(苦笑。
果し合いはあんな感じだな、と思いましたが
相手の番頭島田に止めを刺さないのは
むしろ作法にのっとっているとは言えないので
屈辱を与えたように思えるのですが。
勝負には勝った、加世の仇は取った、命まで奪わずともよい、
というカッコよさのつもりなのかもですが
武士というのはそういう常識ではないですよね。
果し合いで命のやり取りをした場合は
殺すのが作法なのではなかったかな、確か。
戻って島田が切腹したのを「あの男にも武士の一分があったか」なんて言うのは
綺麗にまとめようとしすぎでちょっと冷めましたが^^;
ラストもやっぱ原作のほうがいいなぁ^^;
あそこで加世の手を取ってしまうとは思わなかった。
「もうそなたの作る飯は喰えないと思っていた。よく戻ってくれた」
にはちょっとあれれれ?でしたぞよ。
事情は事情ですけれども
あの時代の武士が不貞を働いた妻に対しての「亭主の一分」としては
敢えて偉そうに振舞う原作のほうが納得いくんだけどなあ。
すがって号泣したほうが映画的に絵になるのはわかるんだけど、
もう少し抑え気味に演出してあああ!って思わせるほうが藤沢でしょうに。
貴方のお側においてくださるのですね、なんてセリフは言わせないほうが粋だよ。
まあ、悪くはないけど物足りねえな、というのが正直なところでした。
キムタクでなかったらそんなに興行成績よくなかったのではないかとやはり-_-;
最後にひと言付け加えさせていただくと、
「武士の一分」というセリフは1回だけ、印象的に使うべきだったと思う。
何度も聞くと安っぽく感じる。
フツーに風邪も併発している感じなのですが
どうやら花粉到来のようですよ。
今年は凄いんだってねぇぇぇぇぇ…!
あー鼻水とまんねぇ。
喉痛ぇ。
これからGW直前くらいまで
ほとんどニオイがわからない日々がやってきます。
ニオイがわからないと味覚もややわからなくなるので
また料理の味がおかしくなって家族に文句言われそうです-_-;
なによりくしゃみ連発で車の運転中がキケンなんですよー
カーブで7連発とかしてみたまえ。死ぬで。
薬飲むと眠くなるか猛烈に喉渇くしなぁ。
でも飲まないと車運転できませんマジで。
酷くなると口の中とか顔とか痒くなってくるんですよ。
ワタクシの花粉症はかなりの重症です-_-;
くぉぉ。
鼻で呼吸ができません。酸欠で一層阿呆になりそうです。
コンタクトレンズが辛いじょ;_;
アレルギーって毎年最初劇症で出て、少し経つと落ち着くんですよね。
今が一番辛いかも。
◆私信:Aさん
メールいただきました、ありがとうございますv嬉しかったです;_;
近々(長い・笑)お返事させていただきますね^^
◆「続きを読む」にてひと言メルフォのお返事をさせていただきました。
ありがとうございますー^^
藤沢周平原作、山田洋次監督の第二弾映画、
2004年公開の「隠し剣 鬼の爪」を観ました。
「たそがれ清兵衛」、「武士の一分」とあわせて藤沢三部作と言われているわけですが、
中でも一番お薦めです、とさる御方から伺っていましたので
楽しみにしていたんです。
原作は「隠し剣シリーズ」から「隠し剣 鬼の爪」と
「隠し剣」シリーズではない別の短編「雪明り」から、となっていましたが
巧い具合に両者融合されていた感じがします。
クレジットにはでていなかったようですが
「隠し剣」シリーズから「邪剣竜尾返し」の剣技も使われていましたですね^^
更に山田監督の好みなのだと思うのですが
幕末の藩事情なども加え、押し付けられる旧来のしきたりに苦しみ、
逆に侍の在り方は変化を求められていくことに戸惑いながらも
侍としてというより人としての道を真っ当していくことを選ぶ主人公に
素直に共感できる作品になっておりました。
いや、よかったです!
「たそがれ清兵衛」よりずっと好き。
切なくもしみじみ心暖まる映画でした。
なんと愛すべき、優しき侍でしょうか…!
映画「たそがれ清兵衛」の清兵衛は
原作と違ってなんとなく卑屈で暗すぎるような感じがして
ラストの余計な悲劇エピソードもより哀れな印象を強くしているせいもあって
正直あまり惚れこめるキャラクターには出来上がっていなかったと思うのですが
「隠し剣」の宗蔵はいい男だった。
ほんとにいいヤツだった;_;
颯爽としているわけでも
自信に満ちていたりするわけでもなんでもないのですが
芯は権力に屈せず、己の限界もわきまえていて
ほんとうに強く優しい立派な漢だなーと。。。
永瀬正敏よかったぞー!
また松たか子がカワイイのですよ!
素朴で愛らしく、健気で…!
「それは旦那さまのご命令でがんすか?」
というセリフが状況は変わりつつも都合3回繰り返されるわけですが
狙ってやったのはアリアリだったけど
松たか子のカワイさでややチープな演出なのも許す、というか(笑。
というよりこのふたりの会話はなんというかもう純愛一直線。
この拙いほどの、中学生かおまえら的なカワイさがもうたまらん!
いろいろ辛い思いも乗り越えてきてる大人なのに
敢えてのこの初々しさは殺人的です…!
ヤラレました。
宗蔵×きえハマりますねコレは。
原作のふたりの展開とラストも大好きなんですが
「雪明り」と混ぜてあるので映画は映画で納得、かなと思います。
映画はきえに手出さないけど(笑)そのほうがいいんだろうこの場合^^
原作の宗蔵は父が切腹して家が格下げになっている設定の映画より背負うものも少なく
幕末の騒乱の前夜、といった世の過渡的な雰囲気もなく
もう少しお気楽、と言ったら語弊がありますがそんな感じの男なので
原作では上意討ちに出発する前夜についにきえに欲情して(笑)結ばれてしまうのですが
あとで実はきえには親の決めた許婚者がいたことがわかって
慌てた宗蔵がそれならなんであのときわしを拒まなかったのだと言うと
きえが涙をこぼしながら「でも旦那さまが好きでしたから」って言うんですよねーv
あのラストは今も藤沢周平神!だと思っているので
あれが再現されなかったのはちょっと残念ではあるんですが(笑
映画のカラー的にはそのあたり「雪明り」の純さにならったほうがよいのかもですね。
キャスティングで気になったのは高島礼子が年増すぎたんじゃないかという(笑
それくらいでしたねー。
「狭間の妻」役にしては落ち着きすぎというか、
もう少し若くでギラギラした色気のある人でもよかったんじゃないだろうかと
ちょっと思いました^^;
他のキャストは皆さん違和感ありませんでした。とてもよかったです。
かつての同門で、
向こうからの一方的なライバル意識が強かったであろう「微妙な友人」、狭間との果し合いも
ほどよいリアルさでよろしかったです。
原作では以前の御前試合で宗蔵が勝ったのは「隠し剣」を使ったからだと狭間は信じていて、
師匠が自分でなくて宗蔵に伝授したことを妬んでいるわけですが、
そのあたりはちょっと変えてありましたね。
狭間に切腹を勧めたり、
ほとんど刀で致命傷を与えた後とはいえ、
狭間が鉄砲隊に撃たれたことを痛み、
「鉄砲などでは死にたくなかろう」と遺体にすがる姿は
志を古き「武士」のままで保つことができなくなってきている時代に
宗蔵が漏らした本音のような気がして切なかった。
そしてちゃんと、「鬼の爪」によって密かに鬱憤を晴らされているのがまた
観ている側にとっては救いになっている。
ラスト、隠し剣を封印し、
しがらみを捨てて素直にきえに求婚する清々しい宗蔵の姿に
等身大の人の優しさ、愛おしさを見る思いです。
藤沢周平らしさを問うならば
「たそがれ清兵衛」よりずっと出ているような気がする。
「たそがれ清兵衛」のふたり、
清兵衛と朋絵になぜあまり感情移入ができなかったのだろうかと考えてみたのですが、
ひとつには清兵衛の感情があまり表現されていなかったからなのだと思います。
彼はほとんど無表情で、
娘ふたりと朋絵が楽しそうにしているシーンは過ぎるほど多かったけれど
彼と朋絵がコドモ抜きにいい感じになってる微笑ましいシーンがないんですよ。
朋絵を女として好き、というのをストレートに表わすのが
果し合いに出かける前のあのシーンだけなんです。
多分ワタシの好みより清兵衛が暗すぎるんだなと思う。
映画としての世間様の評価は「たそがれ清兵衛」のほうがぐーんと上のようですが
ワタシはこの「隠し剣 鬼の爪」のほうが数段好きですね^^
久しぶりに「もう一度しみじみ観たい映画」でした。
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