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pochiの雑記帖です。思いつきで書いたり書かなかったり。
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どろろの過去話、無残帳の巻です。

元々の表記は「無残帖」なのですが
今回のアニメでは帳のほうの字でしたので
統一いたします。

帖の意味としては「書」「本」などがありますので
痛ましいことを記した本、というような意味になりますが
仏教用語で「無残」というと
「戒律を破ってこれを恥じぬ様」とありますので
幼いどろろが見てきた、
人の尊厳すら踏みにじられるような行いが横行する
この世の地獄の物語、
という見方もあるかも知れません。





今回曼珠沙華が登場するので季節は9月中旬ですね。
残暑厳しい感じです。

さて、なにやらクンカクンカとお花の匂いを嗅いでいるあにき。

「よく飽きねえな、朝からずっと匂い嗅ぎまくってさ」

アレ、どろろ、なんか元気ないです。
予告で発熱してたし、調子悪いみたいですね。

あにきはどろろの不調には気づいてないっぽい。

原作だとあにき、「世界中の匂いが入ってくる」って感動してましたね^^
匂いが面白くて仕方ないみたいです。
色んなものの匂い嗅いでるんだね^^

どろろが近づくと、くるっとそっちを向いて
どろろの頭を抱え、
どろろの匂いを嗅ぎだすあにき。

なんだコレ、匂い嗅いでたのか(笑。
てっきりおでここっつんで熱計ってたのかと思ってた、
てか皆さんそう思ってたよね。
公式がわざと誤解させに来てたよねコレ。

「いい加減に、しろよ!」

そりゃどろろ怒るわなぁ。やっぱりどのあにきも天然セクハラ男だよ笑。

あにきの手を振り払いますが、
フラフラっと倒れてしまうどろろ。
あらら。かなり具合悪そう。

あにきはよくわかってないご様子で、

「いててて、あれ、おかしいな」

と座り込むどろろの魂の色を見ている。
色が薄い、というか、明らか元気ない。
あにき気づいて…るよね?

どろろがやっと立ち上がったので
あにきも
「はあ…」
とため息をついて立ち上がり
(無駄に色っぽいこのため息はなんなんだ笑。
 どろろが匂い嗅がれるのイヤがったからがっかりしたの?vv

先を歩いて行こうとしますが
どろろの倒れる音にはっとして振り返る。

どろろ、赤い顔をして荒い呼吸をしております。
やだ、まつ毛長い可愛い。。


ここでOP。



あにきがどろろをおんぶか姫抱っこ…


じゃないんかーーーい!

なにその荷物みたいな扱い(笑。

効率?とりあえず運ぶ効率なの?
頭に血上るじゃん頭痛いよその運び方?

あにき、お前…笑

どろろかわいそうだけど
とりあえずその常識がなくて
何かましてくるかわからないところ好きかもしれない新あにき。

しかしまともに看病とかできるのだろうか、、、

と思っていたら旅人に遭遇。

通せんぼするように立ちはだかるあにき。
話しかけて助けを求めようとでもしているのだろうか??

あにき、しゃべる?しゃべるか?

村人、あきらかに動揺して、それでも
「なんだい?」
と聞いてくれる。

「どろ、ろ」
あにき、しゃべろうとしてますが
様子がおかしいのはアリアリなので
警戒されたのか、旅人は避けるように通り過ぎてしまう。


あ、なんか、もしかして、
一生懸命どろろの看病に助けを借りようとして
無碍に断られたりするいたたまれないシーンとかあったら辛いな。

「どろろ」だからいかにもそういうのありそうなんだけど
今回あにきが何も言えないだけに
(普通じゃなさは増し増しだし)
見たら凹むよな-_-

前も書いたけど、これまでのところ新アニメはそういう、
村人のあからさまな異端差別みたいな描写はないんだよね。
侍は民衆を苦しめるものとして描かれているけれど、
一般の人々から酷い仕打ちを受けるようなシーンはまだない。


仕方なしに歩いていくと、松の木の蔭で鋤を置いて休む農夫を見つける。
男の横には道祖神かなにかがふたつ、そして曼珠沙華の花が一輪。

男の前に立つと、あにきはどろろを肩から降ろして前に抱き、

「どろ、ろ、からだ、あっつい」

おお、ちゃんと言えたじゃないか;_;

カタコトだけど、単語羅列だけど、三語文しゃべってるじゃないの。
2歳児レベルだけどあにきがんばってる!
どろろにすら話しかけてないのに
知らん人に自分から話しかけるなんて
どろろのピンチにがんばってるよT_T

「病か…生憎俺は百姓だ。
 薬もねえし、どうすりゃいいかわかんねぇ。すまねえな」

すまねえな、って言ってくれるだけマシだよね。。
この時代、薬なんて高価だろうし、
見ず知らずの怪しい通りすがりを介抱するだなんてこと
なかなかできなかったに違いない。

あにき、どろろをその木陰に横たえ、
途方にくれたように横に座って見ている。

どろろは意識があるようで、
首を巡らせて曼珠沙華の花を見つけると、、、

母、お自夜の幻影をそこに見てしまう。

やつれた母の姿。
これ、亡くなる直前なのかな。。

今回、お自夜さんが亡くなるのは雪の中ではないんですね。

曼珠沙華の季節に合わせての演出になっているようで、
曼珠沙華の花の中で亡くなったみたいです。

「おっかちゃん…?」

すると背後に尼さんの姿が。

「どうかしましたか?」

おお、天の助け。
道祖神のお導きなのかな。
どろろを想う母お自夜の心が、
曼珠沙華を通じて尼さんをここへ導いてくれたのか。

尼寺に迎え入れられ、
どろろは手当してもらえたようです。
筵の上に寝かされ、ちゃんとこの時代の布団替わりである着物をかけてもらい、
尼さんに額を冷やしてもらっているどろろ。
ひと安心です。
この時代、放浪のさ中に病だなんて、死にかねないものね。

どろろ、気がついて、曼珠沙華の花が花挿しに生けてあるのを見、
またおっかちゃん、とつぶやく。

「大丈夫、まだ眠っていなさい」と尼さん。
「ここは寺です。お連れの方が運んでくれたのですよ」

そりゃ運びますよ。それは当然です尼僧様。

「あにき…」

どろろ、急にはっとしてあにきが周りにいないのに気づき、
慌てて起きようとする。

あっ、、、ダメ、コレ、泣いちゃうヤツだ…

「あにき!あにき!」
「いけません」
「また、また置いてかれちまう」

うわ…やっぱりT_T

ていうかこれ、、また、って言ってるの、
単に「近しい人に置いていかれる」=「死に別れ」って意味じゃないでしょう。。

絶対原作のラスト踏襲してのセリフじゃない?

また置いていかれるとかって。

原作ラストトラウマ勢が死ぬワードじゃんよ。

靖子さん…もう私コレ、喜んでいいのか悲しんでいいのか
よくわからないよ…

ここでこのフラグとはどういう意味なのですかーーーー

いや、一度ふたりは離れるよね、もうそれは間違いないと思うんだけど、
そのフラグだと思っていいですか。
物語半ばで、一度離れる、んだよね?

まさか、まさかほんとうにラストに
原作に続いて「また置いて」いったりしないよね?

離れるのは中盤。そして再会する。
もうそう思わせてもらうよ!!!
でないと心臓もたないから!!!

こんなに「また置いていかれる」ことを恐れているのがどろろだと
あなたも認識しているのなら
このどろろにもまたそんな想いをさせないでくださいよ…;_;

「安心なさい、水を汲みに行ってもらってるだけです。
 誰もあなたを置いて行ったりしません」

どろろをまた寝かせながら尼さんがそう言う。

ほんとだな!?
言質取ったからな!?
(↑もはや尼さんが靖子)

「曼珠沙華は好きじゃなねえ。おとうちゃんとおっかちゃん、思い出しちまう」

あにきが水桶を持って立っている。
水汲みから戻ったみたいです。

「また置いて行かれちまう」、は聞こえていたんだろうな。

「そんなに酷い親御さんだったのですか」
この尼さん、子供相手でも口調が崩れないところがいいね。

「そうじゃねえ!そうじゃねぇ。おとうちゃんも、おっかちゃんも、
 つええし、やさしいし、あったけえんだ」

あにきがどろろからは見えない蔭から聞いている。

一輪挿しの曼珠沙華の赤い色に、炎の赤が混ざって、
どろろの回想が始まります。

モノクロに近い映像に、
哀しみの、真っ赤な色だけ鮮やかな記憶。


焚火を囲む火袋一味の面々。
野盗集団、のはずなので、
どうやらどこかの侍屋敷でも襲って凱旋してきたようですね。

どろろは父の肩にちょこんと乗っかっている。
かっっっっ可愛い!!

ちゃんと丈の長い着物を着ていて、
多分6、7歳くらいなのかな?

「おとうちゃん、次はおいらも連れてってよ」
無邪気にそう言うどろろに
「おっかちゃんがいいって言ったらだ」と答える火袋。

火袋超イケメンなんですがどうしたんですか。
OPもかなりカッコよくなってたけどまた違うじゃん。笑。

「あの侍ども、いいザマだったぜ、ねぇ御頭」

イタチ登場。
「どいつもこいつも、青瓢箪みたいなツラして震えてやがったな」

おおぁ、イタチも渋いイケメンになってんじゃないかー!

コレヤバくない?
イタチヤバくない?
どうしよう好み過ぎる。
このヤサグレ感たまらんわ。

火袋とイタチ、スタシスの丸首ブーンとハム・エッグ降板とか言われてるの
哀し過ぎるやんけ笑

「今の俺たちなら、あの醍醐にだって負けやせんよ」

おっ、何か醍醐に因縁があるっぽいね。
火袋たちは元は農民だから、
村から焼け出されたのは景光のせいなのかもしれないですね。

映画版では明確に、一揆の首謀者として火袋が景光に殺されていますが
そこまででなくても
火袋一味には景光を恨む理由があるような口ぶりです。

「はははは、ちげぇねぇや」と笑う火袋。

どろろ、父が笑ったのが嬉しかったのかな。
唇をぺろん、と出す仕草が可愛い!!

思うに、どろろが一番幸せだったのはこの夜までだったんだろう…

「次はどこを狙いやしょうか」
「そうだな…」

「仕事」の話になるからか、どろろを肩から降ろして、
おっかちゃんのところに行ってろ、と言う火袋。

「おいら、聴いてたいのに」と不満そうなどろろですが、
「どろろォ、あとで遊んでやっから」
とイタチ。

「ふんだ、べーっ」

どろろはつまらなそうに駆け出していく。
それを見送るイタチの顔が、、優しそうなんだよね。

イタチ、絶対どろろのことすごく可愛がってるよな、これ。
イタチって、原作でも母お自夜を好きだったんじゃないかと思うんですけど、
新アニメのこの感じだと、
火袋のことも一目置いて慕ってるように思う。
そしてその子のどろろにことも
身内のように可愛いと思ってるんだろう。
イタチはこの時点で、どろろが女の子だと知ってたような気がするな。
どろろが生まれる前から付き合いありそうじゃない。

きっといつも相手してやったり、構ったりしてたんじゃないかな。
どろろもイタチのこと結構好きだったんじゃないだろうか。

後に続く出来事を思うと切ないけれど、
この分岐の夜までの彼らは
散々な目にあってこうしているのはそうなのだけれど、
それなりに幸せであったのかも知れない。

おっかちゃん!とどろろは母に飛びつく。
ここの視野、どろろ視点なの泣ける。

「おいらもお父ちゃんと行きたい!」

お自夜さん、愛しげにどろろを抱きしめます。
ああ、アカン。
私の涙腺ここでもう崩壊した。

「ダメだって言ってるだろ」
「おいらだって悪いヤツくらいやっつけられらぁ!」

幼子の世界は単純だったんだ。
侍が悪で。おとうちゃんたちは良いことをしてるんだって。
心から信じていられれば、それは幸せだったんだ。

「もう少しおっきくなってからだよ」
ママ、美しい…

行きたいったら行きたい、とダダをこねるどろろに
「言うこときかないと、また木に吊るすよ」

また吊るすって(笑。
どろろ、かなりなオイタをしていたのだな。

さすがにあきらめてしゅんとするどろろ。


丸太に描いたまとに、石投げの練習をしているどろろ。
おお、投擲はこんな頃から練習してたんだな。
第1話でもたいした腕前だったもんね。

「どした、ほっぺた膨らまして。リスの真似か」
イタチが現れます。
「ふん、あんなに膨らむかい」

あ、なんかこの会話、普段から遊んでもらってるっぽいな^^
ふたりがそこそこ仲良しな感じするじゃない。

「なにしてんだ?」
「石投げ。おいらは刀使えねえから、こいつで悪いヤツをやっつけてやんだ」

そいつはいい心がけだぞ、とイタチ。
「だがなあ、どろろ、これからの世の中は、力だけじゃ生き残れねえ」
「えっ?」

そこへ、見張りが大変だ、と駆け込んでくる。

「侍どもが攻めて来たぞ!」
と言う二人も、矢に射られてしまう。

「どろろ、そっちに隠れてろ」
イタチはどろろを丸太の蔭に隠れるように促し、火袋を呼ぶ。

「御頭ぁ!」
「仕返しにきやがったか」

よくもやってくれたな、この悪党ども!と、
侍たちが現れ、火袋一味は武器を手に応戦する。

「俺たちが狙うのはお前ら侍だけだ。そこらの悪党と一緒にすんじゃねぇや!」

火袋の矜持がこれなんですね。
オトンカッコいいよ;_;

お自夜ママが惚れたのはこんな男だったんだなぁ。

原作の設定だと、火袋とお自夜の間には
どろろの上にもふたり子供がいたことになってましたよね。
お前たち侍に殺されたのだと言って
どろろに乳をやりながら侍を殺すお自夜のシーンがありました。

きっとお自夜さんは、火袋の子をどうしても生かさなくてはって、
それを考えていたような気がする。
この男の血を受け継いだ子を、絶対に私が守るんだって、
思ってたんじゃないかな。

どろろを男の子として育てていたのも、
それもあったんじゃないかと思ってしまう。

この時代、時に制限され、理不尽な扱いをうけるようなことなく、
一個の人間として未来を託せるような生き方のできる子に育てたくて、
女の子という記号をどろろから取り除こうとしたように思ってしまう。

壮絶な戦いの中、震えているどろろをお自夜が探し当て、
抱きしめてくれている。

こんなものを、こんな幼い頃に見てしまうなんて。

赤い血、赤い炎。

赤は哀しみと憎悪の色。


かなりの数の仲間を失ったようですが、
火袋たちが勝ったようです。

返り血をいっぱいに浴びて、勝利に高揚した笑みを浮かべる火袋とイタチ。

どろろは優しく頼もしい偉大な父と、
「よく遊んでくれる気のいいおじさん」であるふたりの
「違う顔」を見てしまったのだろうか。

幼子の世界はこの夜から単純さを失っていく。

綺麗ごとでは生きられないことも、
優しく正義だと思っていた人の心に
修羅の如き恐ろしい一面があるということも、
どろろの心にこの夜に深く刻まれたのだろうな。

「おっかちゃん…」
恐怖に震える声で母を呼ぶと、
「心配ないよ、おとうちゃんはおとうちゃんだ」
「う、うん…」

「こっからどうしやす?」
イタチの問いに、
「すぐに仲間を集めて立て直す。ここで逃げちまったら死んだ奴らに合わす顔がねぇ」
と火袋。

「お自夜、しばらく点々とすることになるぞ」
「そうだね」



この時代、各地に野伏せりと呼ばれる野盗集団が存在し、
その蛮行は、力なき人々を恐れさせた。
主を失った侍たちが徒党を組む、貧しき者たちが生きるために身をやつすなど、
そこに至る理由は様々。
その中にあり、農民たちが集い、且つ、侍のみを襲っていた火袋たちは
極めて特殊であったと言えよう。

とナレーション。


「ねえ、おとうちゃんたちはどうして侍をやっけてるの?」
「そうやってやつらに教えてやってんのよ、
 俺たちも生きてる人間なんだってな」

また仲間を集め、以前のように陣営を組んでいる火袋たち。
お自夜の膝に抱かれながら、父と言葉を交わすどろろ。

「生きてる? 侍はそんなこともわからないの?」
「いや、やつらも十分思い知ったんじゃないですかねえ」

火袋でなく、イタチが答える。

「どういう意味だ」
イタチの言葉がひっかかり、火袋が向き直る。

腕のいい子分たちも集まった、御頭もそろそろ先を見たらどうだ、というイタチ。

「うまく領主に取り入りさえすりゃあ、いいご身分が手に入りやすぜ」

イタチは侍になりたいのか。
というか、権力が、力が欲しいんだな。
誰にも踏みつけにされない生き方、それはこのご時世、
支配する側に回ることだ、と。

イタチの変節に、火袋よりすぐに反応したのはお自夜だった。

「イタチ、あんた、あたしらが受けた仕打ちを忘れたのかい?
 領主たちが勝手に始めた戦のせいで、親も兄弟も、
 虫みたいに殺されて、
 みんなで作った村も焼かれちまったんじゃないか!」
「はっ、俺は忘れちまいましたねぇ。
 過ぎたことにいつまでもこだわってちゃいけねえ。
 むしろ、これからは侍どもと手を組んで、出世しなきゃ」

そこまで言ったところで、火袋に思いっきり殴られる。

「この恥知らずが!」
「おれぁ、間違っちゃいねえと思いやすがね」

吹っ飛ばされても向き直りながら、イタチが睨み返す。

そうなんだよね、間違っちゃいないんだ、
こんな時代に生きるためというなら。
でもそれを認めてしまったら、火袋は火袋で、
己のアイデンティティーというものを失ってしまう。
かつては兄弟のようであったろうに、相容れないふたり。

「もう一度言ってみろ。その口にこいつをぶち込んでやる」

長巻を自分に向ける火袋に、怯むイタチ。

さすがに刃を向けられたことで、
火袋を見限ってしまったのはこのときだったのだろうか。

「わかりやしたよ」

おとなしく引き下がった形のイタチですが、
多分もう説得しようという気を捨てたのだろう。

火袋はこういう男だと、よくよくわかっていたからかもしれない。


どろろは、仲が良かったはずの父とイタチのそんな様に怯えている。
自分の理解を超えていく事態に
どろろは心底怖かったのではないかと思うけれど、
まだこのときは毅然とした母がそこに居て、
どろろは幼子のままでいられたんだよな。



「柳本のやつら、醍醐との戦で疲れ切っている。
 やるなら今ですぜ」

イタチ情報で、侍を襲う算段をしている火袋一味。

柳本、という大名は細川氏に仕えていたらしいので
応仁の乱では東軍、富樫正親とは同じ陣営では、、と思ったのですが
醍醐と争ってるの?

うーーん、応仁の乱の頃って
同族でも兄弟とかで家督争ってたりするので
同じ名前でもどっちかたなのかよくわからんな。

専門家でもややこしい応仁の乱に素人が首突っ込んでも仕方ないですな^^;

わかりません。降参。


しかしイタチが手引きしているということは、、、
これはヤバイやつだな。

イタチは柳本と通じているということだな。

柳本が醍醐と敵対しているのならば、
イタチは仕官先に醍醐方は選ばなかったということだな。
やはり醍醐には思うところあるんだな。


火袋の合図で、坂落としに奇襲をかける火袋一党。
しかし柳本の陣は知っていたようです。
一斉に準備していた矢を射かけてくる。

次々に射殺されていく仲間たち。

これは後方にいるお自夜とどろろも危ないと思ったのか、
火袋はふたりを守ろうと引き返して、
右脚に矢を受けてしまう。

お自夜に倒れ込む火袋。

どろろは気を失い、気が付いた時には
イタチの裏切りにあった父の声がしていた。

「なぜだ、イタチ!」
「御頭、すぐにこの辺り一帯もぜーんぶ戦場になっちまう。
 もう侍の時代なんだ。これからの世の中、あんたみたいに融通が利かないんじゃ、
 食っていけねぇんだよ。残った子分は俺がいただいてくぜ」
「この卑怯もんが! 八つ裂きにしてやる!」

立ち上がる火袋の脚に、いくつもの矢が射ち込まれる。

「その脚じゃ、立つのもやっとだろう。
 残念だったな、八つ裂きにできなくて」
 大長巻を向けるイタチ。

「火袋の火が消えて、頭陀袋になっちまったか」

切っ先を持ち替えて、柄の部分で火袋を殴りつけ、
火袋のものだった大長巻を放るイタチ。

得物があったところで、
もう火袋には自分に向かってくることができないとわかっていて。

3人に背を向けて歩き出すイタチの表情は
どこか遣る瀬無かった。
なんでこんなことになったのか、
しかしかつて自分が惚れ込んだ火袋とはそういう男なんだよな、と、
苦々しい思いがにじんでいるような。

「イタチ!」
咎めるようなどろろの呼びかけに、
少しだけ口の端を上げ、また歩き出すイタチ。

このわずかな描写で、
イタチには少なからずどろろを想う気持ちのあることがわかる。
ただの幼子ではない。
火袋の遺伝子を継いでいる子供だから。

さあ、お前の親父は多分ここまでだ、
お前はどうする?
お前はそこから這い上がれるか?

そんなふうに思ったのかも。


ちなみにこの火袋の武器の大長巻ですが、
私よく知らなくて最初薙刀かと思ったんですが
この後のセリフに「大長巻」って出てきたので
調べたら薙刀とよく似ているけど違うものなんですね。
大きな太刀に分類されるものだそうです。
 
 
イタチがどろろを人質に取ったり、
火袋が拷問されたりというシーンはさすがになかったですね。
尺の問題もあるしな。

イタチの側にも理がないでもない、という話向きに改変しているので
それもうなずけますし、
確かにそのほうが自然という気も。

イタチというキャラを改変によって際立たせてくれているので
私としては好みです。

何より、どろろが単純な盗みというより
商売っ気を発揮したり、
非力を承知で、刀にこだわらずに
頭を使ってうまく立ち回ったりするに至る事情が
なるほどと理解できた。
イタチの影響が大きいということなんだ。
父火袋を裏切り、陥れた男として恨んではいるだろうけれど、
その生き方を全否定できずにいるどろろの胸の内が察せられる。



この矢傷がもとで、長巻を杖にしなければ歩けなくなってしまった火袋。
不自由な脚の男と、妻と、幼い子供の道行き。
どうあったって、行き詰まらないわけもない。

戦場跡の死体の懐を漁って、食べ物を探す両親。
死臭の漂う戦場で、
「おっかちゃん、地獄ってこんなところかい?」
見渡す限りの死屍累々の中、母に尋ねるどろろ。

「さあ、でも、ここよりはマシかも知れないよ」

原作では父に聞いていますが、新アニメでは母との会話になってましたね。

フラフラと歩くどろろは矢を踏んで音を立ててしまう。

すると、死骸を食べていたらしい侍が振り返り、
どろろはぎょっとして逃げる。

原作でも、食べ物を探しに入った村で
人が人を食っていた、という話は火袋がしていますが、
どろろに目撃させるとは、、、

どろろ、、色々とトラウマになりそうな場面目撃し過ぎだよ…



満足に食べられず、弱っていく両親が座り込んでいる竹林。

どろろは曼珠沙華の花を見て
「曼珠沙華って、どうして血みたいな色をしてるんだろう」

「戦で死んだやつらの血を吸ったのかもしれねえな」
皮肉っぽく火袋が答える。
どろろが怯えると、
「いい加減なこと言って怖がらせないどくれ」とお自夜。


原作では、この曼珠沙華はどうして、というのは
問わず語りにあにきに向けてのセリフでした。

万代の巻で傷ついたどろろをあにきが介抱したあと、
どろろがうわ言で母を呼んでいたことにあきにが触れ、
俺も話したんだからお前も身の上話をしろと迫ったとき、
絶対嫌だといいながらつい心の中に思い浮かべてしまう、
そんなどろろが発した言葉でした。

とても印象的なシーンとセリフなので
どろろ好きさんの間ではこの花は特別なものがありますが、
今回のアニメは花がモチーフとしてよく使われていますし、
エピソードとして際立たせるために
母お自夜の最期をこの花の中にしたというのは
納得できなくもないですね。

これまで雪の中、というのが印象に残るお自夜の最期ではありましたが
この花に関連付けるのも自然と言えば自然だと感じました。

雪の中でどろろに、母に抱かれながら
「おっかちゃん、なんだかちっともあったかくないよ」
ってアニメで言われたら当分死ぬしな私。。。


しかしこの夫婦のやつれようには胸を打たれる。
恐らくどろろにだけはなんとか食べさせようとして、
自分たちは二の次で過ごしてきたんだろうな。


3人はとある村を通りかかり、
せっかく築いた村が、戦略的にあっては不利、というような理由で
焼かれてしまうという場面を目撃してしまう。

俺たちはこれからどうやって生きていけばいいんだ、
と抗議する村人が松明で顔を焼かれる。
 
松明の炎の赤だけが鮮やか過ぎるほど赤い。
嫌な赤だな。。


「ひでぇよこんなの」
どろろが母にしがみついて言う。

自分たちの村もこうだったのだろうな。
火袋はギリギリと歯ぎしりして見ています。

「領主も侍も、戦を名目にすりゃ何をしてもいいと思ってるんだ。
 でも、あんたは、もうやめとくれ」

火袋の、長巻を握りしめて震えるその手を、
お自夜がそっと止める。
哀しみの滲んだ声が、夫の無念さを承知していることを物語る。

かつての火袋ならすぐにでも斬りこんで行ってしまったろうし
お自夜もそれを止めなかったのだろう。
そういう夫を、彼女は愛してきたんだろう。

でも今は、生きるのもやっとで、どろろを抱えてもいる。
やめとくれ、というお自夜の言葉がほんとうに切なかった。

「行くぞ…」

去ろうとする火袋を、侍が呼び止めます。

「そこのお前、止まれ。
 その大長巻、忘れようにも忘れられん。
 野党に屋敷を襲われ、仲間をすべて殺された。
 自分だけが生き残ったのはなんの因果かわからぬままだった。
 それが今わかった。火袋ぉぉぉぉ!!」

義賊のようなつもりでいても、人の命を奪って恨みをかってきた、
それも火袋の真実なんですよね。
ツケがまわってきた、なんて言い方はしたくないけれど、
因果応報ではあるのかもしれない。

誰かの正義は誰かの悪なんだよな。

火袋にしたって、正義だなんて思ってやしなかったろうけれど。

抜刀して斬りかかってくる侍を、一刺しにする火袋。

「貴様ぁ!」

他の侍たちも向かってくる。

ああ、ここで火袋の最期なんだな、きっと…

脚が不自由であっても、圧倒的膂力で応戦する火袋。
往時の彼はほんとうにすごい男だったんだな。。

最初の侍を長巻から払うように投げ飛ばし、
その落とした刀を回転するように投げて
後に続く侍の脚を薙ぎ払う。

うわ、なんかむげにんの戦闘シーンみたい。
カッコいい…

しかし機動力はない火袋。
斬りかかる侍の刀を長巻で受けるが柄を斬られてしまい、
長巻の刃で斬り殺すも、背中から槍で刺されてしまう。

どろろを抱えたお自夜が息をのむ。

振り返り、刺した男の手を握って逃がさず、
「槍っていうものはなあ、こう刺すんだ!」

あああ、火袋、原作通りでカッコいいけど、、
カッコいいんだけど、、、ああああ。
ダメもう、涙でよく見えなくて何度も再生してしまった。。

火袋の口が何か言っているけど、声はしなかった。

お自夜には、彼が最期になんと言ったかわかったんだろうか。

お自夜、どろろ、と言ったのかと思ったけれど、
違うかもしれない。

すまねえ、お自夜、かもしれないし、
もっと別の何かなのかも。

お自夜は涙を滲ませますが、
泣くほどにも力が残っていないかのように、
ただどろろを抱きしめる。

「おとうちゃん? おとうちゃん?」

と何度も呼び続けるどろろが辛かった。

父の死とともに、赤い炎が記憶されているのだな。
ほんと、この赤、嫌な赤だった。
真っ赤で、血みたいで。



土饅頭を作って、火袋を弔ったんですね。
折れた大長巻が墓標になっている。
原作でもしてたけど、ふたりでよく埋葬したよね。

それから季節は巡り、ふたりで彷徨うお自夜とどろろ。

アケビに手を伸ばすどろろもあって、
小さい頃のあにきと重なりましたね。

雪の中で、縁の下で筵に包まってるふたりに更に泣けてしまった。

春になり、花畑で蝶と戯れる姿や、
川の水を飲む姿も。

そしてまた夏の終わり。

1年くらいの間、ふたりで彷徨っていたんだろうか。

「おっかちゃん、おいらお腹すいたよ」

そう言われてもどうにもできないお自夜の胸の内を思うと
子を持つ身としては身を切られるように辛い。
我が子が飢えているだなんて、ほんとうに耐えられない。

「いつか戦は終わる。そうすれば、お腹いっぱい食べられる。
 それまで絶対に負けちゃだめだよ、どろろ」
「うん…」

力なくそう答えるものの、お自夜に手を引かれながら、
白骨化した母と子の遺体を見て怯え、
思わず母にしがみつく。

幼い子がこんな光景ばかり見てきて
ほんとトラウマだよね。
今現在のどろろ、ほんと逞しくて明るくて健気だけど、
心に危うさを抱えていそうで辛い。もう辛すぎる。

「置いていかれちまう」って、こんな子が
どんな思いでそう言ったのかと思うと、、

ちょっと冒険王原作ラストあにきそこへ座れ。
説教してやるT_T



道端でひと休みしていた男が、お前さん方、と声をかけてくる。
お自夜のやつれた様子に、さぞ食うに困っているだろうと察したんだな。

「余計なお世話かもしれんが、こん先を登ったお寺で
 お侍さんが施しをしてくださってる。行ってみるといい」

お自夜は丁寧にお辞儀をし、寺に向かう。


粥の炊き出しの列に並び、
施しをしている侍というのがイタチだと知って驚くお自夜。

「こいつは驚いた」
「あんた、何してんだい」
「いやねえ、うまく領主さんに取り入ったはいいが、
 今度は戦場で手柄を立てにゃならんのさ。
 このあたりにゃ野伏りが多い。
 必要な人手を集めるにはこうするのが手っ取り早いのよ」

なるほど、使えそうな若者に声をかけて勧誘してるってわけなのね。
イタチらしい狡猾さです。

「それより、御頭はどうした?」

お自夜が答えあぐねるのを見て、そうかい、と察するイタチ。
どろろに視線を落として、

「久しぶりだなぁ、どろろ。元気そう、…じゃぁねえか」

どろろ、石を拾ってイタチに投げつけようとしますが、
母に止められる。

「やめな!どろろ」
「でも、でも、おいら」
「おっかちゃんの言うことが聞けないのかい」
「わかったよ…」

粥が残り少ないことを告げられ、
なんとかどろろのために手に入れようと前に出るお自夜。

「私にもちょうだい!」

ああ、あのシーンが来てしまう。。

「お前、椀持ってねえじゃねえか。
 こっちで用意した分はもうなくなっちまったんだ、悪ぃな」
「構わないよ、ここに」

手を差し出すお自夜。

「いや、でも…」
煮えたぎる粥を手に注ぐことを躊躇する男。
それはそうだ…

「言うとおりにしてやれ」
とイタチ。

うわ、ここでこの粥のエピソードにイタチ絡ませてくるのすごいな。。。
イタチはどんなつもりでこう言ったのかなぁ。

お自夜に惚れてた、んだと思うんだよね、こいつ。
最終的に火袋にはかなわないと、引いたんじゃないかと思うんだけど、
それでもお自夜にもそれなりにアピールして
拒否られた過去がありそうじゃないか。

愛憎混じるようなこのイタチの態度に
何か居心地悪いような感情のヒリつきを感じてしまう。

誇り高くて、決して自分になびかぬお自夜を、
彼は愛しつつ憎んでいたんだろう。

お自夜が壮絶な覚悟を見せるごとに、
イタチの中でお自夜は更に美しく刻まれていったんだろう。

焼けただれた手でどろろに粥を運ぶお自夜を
ざわついて見守る周囲。

母のその手も、赤い。

「おっかちゃん、大丈夫?」
「ああ、さ、慌てて食べるんじゃないよ」

ふーふーするどろろが可愛いんですが、
そんなこと言ってる場合でもなかった;_;

「美味しいよ。おっかちゃんは?」
「いいから全部お食べ」

「あんたのそんな姿は見たくなかったぜ。
 落ちぶれちまいやがって」

そう言いながら、ゾクゾクしてただろうイタチを思うと、
何か、たまらぬ。
 
言い返す気力もないお自夜。

どろろが今度はほんとうに石を投げますが、
イタチは苦も無く受け止める。

後先を思ってお自夜がどろろの身を案じ、思わず抱きしめるのが切ない。
かつて(多分)袖にした男は、今は侍の身分を手に入れて、
この場で権力を握っているのだから。

「これからの世の中は力だけじゃ生き残れねえ。
 ここだよ、ここ」
頭を指差して言うイタチ。

「賢くねえやつは、死ぬぞ」
「バカヤロー!!」

イタチの捨て台詞を罵倒するしかできないどろろ。
賢く立ち回らなければ、死ぬ。
どろろの幼い心に強く印象づけられた、イタチの言葉。



一面の曼珠沙華の花の中を歩く母子。

お自夜の手にはボロ布が巻かれていますが、血がにじんでいます。
火傷が治ろうはずもない暮らし。
かなり具合が悪そうです。

栄養不良による衰弱死、というより、
火傷の傷からくる感染症なのかも。

曼珠沙華の花の中に倒れてしまう。

「おっかちゃん?」

駆けよるどろろ。

「大丈夫だよ、少し休めば…」
「待ってて、おいら、なんか食べ物探してくる」
「おいで、どろろ」

母は最期の力を振り絞って我が子に手を伸ばし、
「いつか、戦は、終わる。それまで、負けちゃ…」

「おっかちゃん! 返事しておくれよ!
 おいらもう、腹減ったなんて言わないから。
 だから死なないでよ! おっかちゃん、おっかちゃん」

見てるのつらいわ…

腹減ったなんて言わないからって…
これ原作でもあるセリフですけど、
読むたびに身につまされるんですよね…

原作では
「それまで生きていようね」って言うんですが、
それも辛いセリフでしたよね;_;

アニメの「負けちゃだめだよ」も、
アニメのどろろの行動理念というか、
逞しさの原動力がこの母の言葉なんだなって思うよね。


熱に浮かされて語るどろろの話はここで終わる。


「だからおいら、絶対負けねえ…戦、なんかに…」

どろろは意識朦朧としているようで、
話しながら眠ってしまった様子。

あにき、話の間ずっと、水桶持って立ってたんだな。

尼さんは涙を拭うような仕草をしてあにきを振り返り、

「どのようなご関係かは存じませんが
 年端のゆかぬ女の子を連れての旅はさぞかし難儀でしょう」









は?

は?


今なんつった尼さん?

アンタ何言ってんの?

Nun,what are you saying?

ってか、なんちゅうせい?(お ち つ け)





涙引っ込んだわマジで。




原作最大のネタバレを!

こんなノーマークの尼さんに!

盛大にバラされましたけど今?




あにき、無表情かよ!?

それなんの顔?

知ってた? そんなわけあるか。

そもそも女の子って何って顔? 
いや性別くらいさすがに理解してんだろ。

ていうか女の子連れての旅が大変とか
そういう社会性ないからその人。
そんなことあにきに言ってもダメだから。
そこで寝込んでる人のほうがよっぽど世の中わかってるから。

だーれーかー
マジであにきの脳内に字幕プリーズ。

この男はネタバレされてどう理解したんですかーーーーー





「どうかあなたがたの旅路に仏様のご慈悲がありますように」
とお経を唱える尼さん。

あにきはどろろをじっと見つめておりますが。



尼さん、、、やられたよ尼さん。。。

海外の人とか結構どろろを男の子だと思ってたみたいで
動画見たらものっっっすごびっくりしてて笑っちゃったよ!

まあ原作もそうと言えばそうだし
今回のアニメも結構女の子フラグ立ってたから
そのうち、とは思ってたけど

眼が見えて気づいたあにきから、ではなくて
まさかこんなオリキャラの尼さんに
横からサラリとやられるとは思ってもみなかった(笑。


でもこの、中盤に差し掛かる頃にこのフラグは
恐らく醍醐に追われていることを知ったあにきが
どろろを危険に晒せないと判断して別れようとする際に
女だから、を理由のひとつにしそうな感じアリアリですよね。

多分怒るどろろを置き去りにして
一度別れる展開になるのは間違いないと思うんだよね。

そしてそれは多分、終盤より前頃なんじゃないかと思うんだ。

ラストではないと思う。

一度離れて、そして女の子とバレているとお互い承知で、
それでも運命が導いて再会して、
寂しかった、って喜びあったのなら、
またラストで離れる展開は物語として下策であろうと思うよね。

こういうフラグ立てておいてラストで別れさせたら変じゃない。

もう私我慢しませんから。
百どろモンペ上等ですから。

ラスト別れさせたら怒るでマジで。
百歩譲ってまた最後のほうで離れても(理由が思いつかんけどな!)
再会させるラストじゃないと納得しないからね。

また百どろが離れてしまうラストなんか見たら
私もうこの先の人生泣いて暮らさなきゃならないじゃないか。

次のリブートまで生きていられるほど若くないんだよ。

かなわんわもう。




さて、すっかり治ったどろろと道を歩くあにき。

「あの尼さんが言ってたけどおいら、三日病みにかかってたんだって。

あー、マラリアの一種ですね。昔の日本にはあったらしいです。

「寺にいる間のことは全然覚えてねえや」

お約束だな。
過去の話をしたことも、
よもや尼さんにネタバレされてることも知らないどろろ。

何この二次創作的展開のネタ。


「あにき、置いてかないでくれて、ありがとな」

それを聞いてあにき、立ち止まってどろろが追いつくのを待つ。

うわ、待ってくれてるじゃん;_;
置いて行かれるのが怖い、って気持ち、汲んであげてるんやなぁ。


「お、そうだ、あにきは見えねぇだろうけど、
 着物も洗ってもらったんだ。ほれ、匂わねえだろ?」

と、まるで「匂い嗅いでもいいよ」的に手を差し出すどろろ。

「ん?待てよ。てことはおいら、あにきの前で服を…」

赤くなっちゃってるどろろ可愛いーーーvvv

「あ、あにき、あの尼さん、おいらのこと…なんか言ってた?」


めっちゃ言ってたで。
そらもう言ってたで。


「んーーー」

あにき、どう答えたものかわからん、という様子。

というか、性別知れたらどろろが嫌がる、ということを
今悟ったのだろうか。

「言ってたのか?」

どろろ、たまらずあにきの前に飛び出て、

「あにき!聞こえてんだろ?なんとか言え! おい、ほら、あにき!」
「ん…」

言ってたけど言わないほうがよさそう、と判断しましたって顔かな。

「おい、あにき、聞こえてんのか? 黙ってないでなんとか言えよ!」

あにきが歩きだし、どろろはまとわりつくようにチョロチョロしてます。
可愛いのう^^



そして醍醐の屋敷。

「かつて城勤めをしていた産婆から、
 両腕、両足のない赤子を川に流したと聞いたものがおります」

御庭番からの報告を受ける景光。

「更に三日ほど前、朝倉の密偵を追っていた組頭が、
 何者かに襲われ、深手を負いました。
 組頭によれば、そのものの両腕は、つくりものであったと」

稲光が、景光の顔を、醍醐の屋敷を、
そして蔭からその会話を聞いている多宝丸を照らす。



今回はここで終了。



あれ?
ちょい待ち。

三日前ってなんなん。

朝倉の密偵を追っていた組頭って、
ミオちゃんを間者と思ったあいつらのこと、、、だよね?

三日しか経ってないわけないじゃん。

そりゃまだセミ鳴いてるから
せいぜいひと月くらいしか経ってはいないと思うけどさ。

三日はねえでしょ。

どろろだって三日寝込んでたんだからさ。


そしてまさか、他にも侍斬ってるというわけでもなかろう。

すると考えられるのは、
この景光が報告を受けているのが少し過去のシーンの回想だと言う線。

多宝丸が聞いてるから、
多宝丸の回想という感じなのかも。

次の話多宝丸の巻ですからね。
彼の回想から始まるんではなかろうか。

父が何か隠しているのを気にしている彼だから、
父のもとに御庭番が報告に来るのをマークしてそうだもんね。


わざとミスリードするの、公式のお家芸みたいになってるからな。
きっと「えっえっ?」て言ってるの楽しんでるんだよ^^;



次回はなんと、多宝丸が化け物退治してるっぽくない?
従者の兵庫と陸奥も大活躍みたいで楽しみです^^

領内の困りごとを自ら裁こうと乗り出す若様素敵じゃん。

先行カットからすると、
兵庫のピンチにあにきが乱入して助けるっぽいような?


するとあにきと多宝丸は、それと知らずに出会ってしまうということかな?

父が探らせている男だ、ということには
あにきの手を見てすぐに気づくのだろうな。

しかしよもや兄とは知らずに共闘してしまうのか。


いよいよ景光は赤子が生きていて、
恐らく鬼神を倒しているのもそやつ、と気づいてしまったっぽいしな。

ばんもんのエピソードに向けて、
物語は加速して参りました。


今回多宝丸がほんとに丁寧に描かれているので
とても楽しみです。

原作の彼、出番少なくてほんともったいなかったもの。

そしてまた、よくも悪くも手塚先生の描き方って
エッジききすぎなとこあるからね。
せっかくのキャラなんだからもう少し丁寧にお願いします、
みたいなところあるじゃないですか^^;

活躍してほしいし、そして生き残ってほしいなあ。


妖怪図鑑、、は今回なくて、曼珠沙華の花でした。



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