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pochiの雑記帖です。思いつきで書いたり書かなかったり。
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先行上映で観られなかったOPとEDを
本放映でついに観られましたですね!

少し前にキャラクターデザインの浅田氏が

「先行上映では公開されなかったんですね、
 それはね、きっとヤバイから…」

と言ってらして、

焦らすなぁ、と思ってたんですが、

観てわかりました。

コレ、先行上映の会場で観てたら確かにキャパオーバーで死んでました^^;

まずはOPの感想から、

以下、詳細は続きを読む、にて。







全体に彩度を落とした、ちょっと日本画みたいな雰囲気になってますね。

OPは女王蜂さんの「火炎」に乗せて、
あにきの胸に輝く金の光の映像から。

これ、物理的には
身代わりに救われておそらく残った「心臓」をイメージしたものでもあり、

観念的には
決してどんなものでも人から奪うことのできない、
「心」あるいは「魂」であろうと思いますよね。

それは自ら手放す以外に、
例え何ものにでも奪うことはできないものでありましょう。。

金色に輝くあにきの魂魄、そして寂しげに己を抱くどろろ。

ここにもススキが出てきてましたね。
キービジュアルもそうですが、
ススキといえば、逆境に負けない生命力を意味する植物だそうなので、
あまりにぴったりと言えばぴったりです。

それから俯瞰の、空から見た川の映像。
タライが流れています。

第一話ご覧になった方はあれ?と思ったと思うのですが、
本編ではタライは出てきませんので、
これは原作リスペクトで差し入れられたモチーフのようです。


このOP、随所に原作のシーンが織り交ぜられていて
嬉しい限りなのですが、
私それで思ったことがひとつ。
コレ、後で書きますね。


タライの流れる川にオーバーラップして、
死屍累々の戦場跡の俯瞰映像。

そして座り込むあにきの横顔。
この感じ、まだ仮面のように思ったのですが、
どうでしょう。

座り込むあにき、私はPS2ゲームのOPをちょっと思い出しました。
あれも、どこかお堂の階段のようなところに座り込むあにきが出てきます。

あにきの、つくりものの瞳に揺らめく炎。
その瞳の中に、走るどろろの映像が。

このどろろ、ちょっと原作寄りの感じですよね。
転んでも、キッと後ろを振り向くどろろに意志の強さを感じます。

そしてここからが切ない。

がっくりと俯いて大粒の涙を流すあにき、
そしてみおちゃんに寄り添う、原作と同じシーン。
泣きながら絶叫するあにき。
もう、顔くしゃくしゃって感じで、
子供のように、溢れる感情を押さえられない感じの。

本編の、最初のあにきからは
ちょっと想像つかないほどの人間味あふれる仕草と表情でした。
原作の百鬼丸っぽいです。

ひとり、己を抱いてたたずむどろろがほんとうに寂しそう。

そのどろろと対比するように、
寄り添ったみおと百鬼丸を
カメラがパンしていく。

そしてひとりになってしまった、
うずくまってやはり己を抱くあにきが苦しげに立ち上がる。

寂しげに立つあにきの後ろを、涙を流すみおの映像が流れていきます。

赤い炎に彩られて、
琵琶法師と寿海の後姿が入ります。

雷に打たれる景光。

原作の14歳あにき初登場シーンに出てきた、
侍くずれの連中がニヤリと笑い、

子供の頃のあにきの映像が入る。

そして仕込み刀を抜いて、その侍くずれの連中をなで斬りにするあにき。

まさに神速の鬼とでもいうか、
あにきの戦闘能力凄まじい。

持った刀ごと手首が落とされて飛び交う凄絶さ。

これある意味リアルだと思うんですよ、
時代劇なんかで我々が慣れ親しんでる殺陣って、
袈裟がけに斬られたりして手飛んだりとかはしませんが、
実際は、、そんなきれいなことあるわけないじゃないですか。

考えてみたら得物構えて正面から対峙してたら
その得物持ってる手ごと斬られるに決まってるんですよね。。

むげにん読んで思ったものでしたが、
刀の殺し合いってこういうものなのかもしれない、なんて思ってしまった。

これほどの戦闘能力を持った、
腕が刀になってる少年ですよ。
ある意味ほんとうに恐ろしいに決まっている。

原作の絵柄ではあまりリアルさを感じないせいで
それほどとも思っていなかったのですが。

私数十年来にして初めて、
客観的に百鬼丸を見た気がして
ちょっとこれは怖いな、って思ったもの。

それだけに余計に、あにきの宿命の重さがズシリと来てしまいました。

私みたいなどっぷりどろろにハマってる人間すら
別の見方をさせてくれる新アニメ、恐るべし。


ところがここでほっこり、
あまりにも可愛い原作ポーズのどろろのカットが入っちゃうんだなぁvvv

通信してるポーズのヤツ。
もうううう可愛い!
狙ってやってるよねコレ。
シリーズ構成すら、
このほっこりどろろがすべて物語ってるとか思っちゃうのダメですか!!

そして刀に映る、戦い続けるあにき。
なんと、刀咥えて水中を泳いでる感じのあにきも!

海のシーンあるのかな?
そういう前ふりなのか?
ワンチャン、不知火ありなのか?

まあ、水中シーン、海とは限らないですが
そんなふうに思わせぶり。


そしてアオリで立つ多宝丸と、多宝丸と剣を交えるあにき。
このアオリの多宝丸、右目に刀傷が!

でもあにきと戦ってる多宝丸は右目健在なんですよ。

これあれかしら、皆さま言ってらしたみたいに、
あにきと戦って右目失うのかな。

すると死なない?
多宝丸生存ありなのでは?

でも醍醐家の誰か必ず死ぬヨカンあるので
多宝丸生存なら縫いの方死にそうな気がするんですが
考えすぎでしょうか。。

そしてまた、ひとり風の中に立つどろろと、
あの炎の馬のシーン、オーバーラップする火袋とお自夜。

お自夜ママ美しーーー!!
どろろオトナになったらあんな美人さんになるんやなぁ。
はあ、見惚れる。。

放心したように空を見つめるどろろが切ないですが。


自分の腕を枕にあおむけに寝ているあにきに被せて
焼ける寺、
痛めつけられても挑むような顔をするどろろ、
どろろを負ぶって歩くあにきの映像。

おんぶシーン来ましたねえ。
後姿でチラっとでしたが、もうね、胸がきゅーーーーんとね。

ボコられてつるされてるどろろの、
でもどこかコミカルな、原作のショットも。

そしてタイトルバック、どろろの文字を斬り裂くあにき。

ラストは岩場のような荒野で寄り添って立つふたり。
しっかり密着しちゃってますv

でも直後には岩の上に座って腕を組み、あにきを見るどろろと、
どろろに背を向けてたたずむあにき、でラストショット。

いい感じの距離感というか、
ふたりらしいなってちょっと思った。

なんの意識もなく自然にくっついたりするふたりなのに、
意地はったり、
あるいはお互いに見せにくい頑なさみたいものもあったりする、
そんなふたりらしいです。



まあ、色々満載です、内容濃すぎ(笑。
絶対原作ファン悦ばせるために作ってる。

というかきっとクリエイターさんたちがそうだから、
自分たちの好きなもの全部詰め込みました、
みたいな感じになってる(笑。

ある種オマージュですよね。


で、前述のとおり、私感じたことがひとつ。

タライしかり、OPと本編は必ずしも被らない。

これはこれでオマージュ映像であって、
むしろ本編で描けない部分を網羅した形なのではないかと感じました。

例えて言うなら、
あにきの設定が大きく違うために、
原作冒頭のあにきの登場シーンでの侍くずれの連中との戦闘シーンは
本編アニメではないわけです。

そして、あにきが感情の表現の術をもたないので、
みおとの哀しい恋も、
原作のようにストレートなものではなかろうと思う。

「おれはみおが好きだ、みおは?」

なんて聞ける少年ではないんですよね、新アニメのあにき。
恐らく世間を知らず、
みおの身に起きているであろうこともよく理解はできない。

たたただ、衝撃的なほど美しい輝きをもつみおの魂の色に
幼児の思慕のように心の底から魅かれてしまうんだろうな、って
私はそんなふうに思うので
いわゆる思春期の恋愛のようなものとは違って描かれると思うんです。

なので、OPでの花畑で寄り添うようなみおとのシーンも、
原作へのオマージュなんじゃないかと思う。

もちろん、あにきにとってこの上なく大切な人で、
失って激昂するシーンのあることは
PVでも既出ですけれども、
ああいうふうに涙を流すシーンは
本編ではないのではないかと思います。

というかむしろ、本編では涙、
みおを亡くした時点で流せるのかどうかわからないと。
私は原作のイメージ映像なんじゃないかなと感じました。


そのほかのシーンも、どろろがあれほどにボコられるシーンは
さすがにないのではないかと思いますし。

二話のネタバレになってしまうのではっきり言えませんが
万代の巻の終りのほうのどろろのくだり、ちょっと違いますしね。

するとおんぶ、、、無理かなぁ。。どっかであってほしいなぁ。



OPで、
原作でこんなシーンあったよね、
みんな好きだったでしょ、
印象に残ってるでしょ、
本編では全部網羅できないから
ここで見せるよ!みたいな意味もあって
制作側がファンを悦ばせてくれた映像、

そんな気が、私はいたしました^^


皆さんどう思われました?


あ、そうすると
やっぱり海はナシ?不知火は?

でも15話まであるらしいっていうし。

どうなる、不知火!?




あれ。OPの話じゃなかったか。
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