忍者ブログ
pochiの雑記帖です。思いつきで書いたり書かなかったり。
2024-041 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 prev 03 next 05
330  329  328  327  326  325  324  323  322  321  320 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

こうした大事件について浅慮にてあれこれ語ることは控えたほうがよい、
というくらいの分別はあるつもりなので
あまり申し述べはいたしませんが、
今朝少々耐えかねたので記したいと思います。

ワイドショーで警察官の対応について批判的なものが見られました。

警察官が最終的に容疑者を取り押さえる前にも
路地入り口付近にて一度容疑者と対峙していた、
という目撃証言(居合わせた報道関係者のもの)があり、
距離を詰められずにいたため容疑者はまったく怯んでおらず、
「その後また逃げた容疑者によって近くにいた2人の通行人が新たに刺された」、
ということについて
警察官の対応が不適切だった、というような内容でした。

しかし一方で
その際警棒とナイフで少々打ち合いがあった、とも、
同じ番組で述べていました。
それでは「距離を詰めていない」というのは食い違います。
そしてその際に警察官が警棒を落としてしまい、
その隙に容疑者が逃走、また人を刺した、と。

やや情報が錯綜している感じではありますが、
後の内容から考えますと
前述の記者の証言内容については
警察官の行動に対して意図的に、わざわざ批判的にまとめているように感じられました。

その記者の証言を要約すると、
警察官は震え、怯んでいて、励ますように声をかけた、
銃を使えとか、手錠を掛けろとか、
記者が叫んでやっとそうさせた、というようなものでした。

更には、
最初に容疑者がトラックで人を跳ねた直後、
被害者の救護に向かって後ろから容疑者に刺された警察官に対しても
「すぐそこにトラックが停車しているのになぜそちらに向かわなかったのか。
 そこで立ち向かってくれていれば。」
というような発言も、番組MCからありました。


公職にある者に対して世間の厳しい監視は必要と考えますし、
凶悪で、武器を所持した犯人に対して立ち向かえるような訓練が
警察官に必要なのも事実でしょう。
そうした「敢えての厳しい意見」というのは
社会的には必要なことなのだろうとは思います。
一度容疑者が警察官と対峙した後にも
新たに2人の方が被害にあってしまったことも、
確かに防げる可能性はあったかも知れません。

しかしそれでも、
2ちゃんあたりでならともかく、
顔も名前も報道で明らかになっている警察官の方に対して
TVでそこまで言うのはいささか酷なのではないでしょうか。

特にトラックに跳ねられた方の救護に向かった交通整理の警察官に対しての批判は
申し訳ないですが、不謹慎ですが、失笑ものです。
いい大人が、責任ある公の電波で言うことではない。

赤信号で、ノーブレーキで車が突っ込んだことには
「何事」、と感じたかも知れません。
でもトラックが直ぐに止まったことで、ひき逃げとすら思わなかったかも知れないじゃないですか。
トラックから降りてくる男が、まさかここまで凶悪な行動に出るなど
想定外と言っていい。
即「事故被害者」の救護に当たったとしても無理からぬこと、
というより自然な行動です。
この警察官の方はその際に後ろから刺されているわけですし、
いささか無理な指摘であると言わざるを得ません。


容疑者を確保した警察官の方に対する指摘も、
事件発生から数分で確保できたという結果論から言えば
批判するほどには当たらないとワタシは思います。

遠巻きに叫んでいた記者さん、
では貴方なら、トラックで殺意をもって人を跳ね、
次々にナイフで人を刺した目の前の男に、
どれほど冷静に向かっていけたというのか。
自分にその義務はないと思えばこそ、
距離をとって見ていられたのではないのか。
その距離が、貴方を少々冷静にさせただけではないのか。

訓練を受けた警察官であっても、
それはそれは精神的に緊張を強いられる非常事態だったろうと思います。
日本の警察で、これほどのことは滅多にあるとは思えません。
怖くなかったわけはない。
一度逃がした後で新たにふたりの方が刺されたことで、
より一層「なんとかしなければ」という
悲愴な思いがあったことだろうと想像できます。
お怪我もされていたようです。
当該の記者さんのように、周りに人も居て、狭い路地でのことです。
発砲してもよいかどうかですとか、判断にも悩まれたことと思います。
そういう中で、よくやってくださったとワタシは思うのですが。


ナイフのことに関しては、
容疑者が所謂「アキバのゲーヲタ」だったことで
「バイオハザード」で同型のナイフが使用されていること、
「ドラクエ」でやはり同型のナイフがゲーム内のショップで購入できることにまで
新聞で触れられておりました。

こういう極く少数の大馬鹿野郎の所為で、
多くのまともなゲームファンが不愉快な思いをすることになる。


マスコミは、大衆がそれを求めるからではあるでしょうが、
何かどこかに理由をこじつけたがる。
批判し、責任を被せる対象を貪るように探しては
誇張して提示して見せて、
結局後は放置するのに、それで安心して、仕事をした気になる。


ワタシには、
ゲームやネットが悪いという以前に
貴方たちこそゲームのようなヒーロー像を無理やりに現実に重ねて
それに嵌らぬからと警察官を批判しているのではないのかと、
そう思えてなりません。



それからもうひとつ。

孤独が大量殺人の直接の原因になどなるものか。

犯人はただの、我侭で何でも人の所為にする幼稚な性格破綻者であり、
多分明確に「これ」、と、そうなったわけを一身に背負う「外的な要因」などありはしないのです。
何かがきっかけになって最終的にこの男の背中を押したからと言って
それは恐らく多くの人には「踏みとどまれるライン」に違いないのです。




酷い事件です。


事件で尊い命を落とされた方々のご冥福をお祈りすると共に、
ご遺族の方には心からお悔やみを申し上げます。
また、そのほか被害に遭われた方々の1日も早い回復も
合わせてお祈り申し上げます。

PR
NAME
TITLE
COLOR
MAIL
URL
COMMENT
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS
TRACKBACK URL 
Calendar
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
Coments
[06/29 pochi(管理人)]
[06/29 おねね]
[06/29 pochi(管理人)]
[06/28 のり]
[06/27 pochi(管理人)]
Track back
Profile
HN:
pochi
性別:
女性
ブログ内検索
Analysis
"pochi" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.
忍者ブログ [PR]