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pochiの雑記帖です。思いつきで書いたり書かなかったり。
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ちょっと気持ち的に沈むことが続いて↓↓↓だったので
いっそトコトンどよーんとしてやろうと思い(笑
かねてから気になっていたドラマ版の「白夜行」を一気に観ました。

先に余計なことを申しますと、
正直申してワタシは東野圭吾さんという作家さんがあまり好きではないのです^^;
彼の作品はいかにも理系の人が書いた、よくできたプロットような印象で
発想は面白いんですが文章がイマイチな気がしまして。
感情表現がヘタクソっつーか、あんまりできてないよね東野氏。
まあ、それを「敢えて感情表現を省いてある」と絶賛する方もいらっしゃるので
好みの問題だろうとは思うのですが。

白夜行の原作はその、
「敢えて感情を描いていない」という代表作だそうなので
ワタクシ未読ですの^^;
なのでドラマと比較とかしようがないのですが
東野作品て、ドラマとか映像作品にするとすごく面白くなるものが多いじゃないですか。
なんだろう、アレンジ魂をくすぐる素材なんだろうか。
クリエイターさんがいろいろ補填したくなる、というか、
もともとの発想は結構よくできてるのでいじり甲斐があるとでもいうか。

そういう期待があるので
「白夜行」のドラマは
そのうち是非に観てみたいと思っていた作品ではあるのです。

最近の掘北真希ちゃんの映画版のほうは
時代設定も含めてドラマより原作に忠実らしいという話ですが
面白かったのかな?
いずれ観てみようかな^^(←原作読む気はないのか。笑


さて、ドラマ版、セカチューのドラマ版とスタッフもキャストも同じなので
これでもかと泣かせてくる、感情表現のこってりした仕上がりに違いない、
というわけで
わざわざどっぷりこと沈むつもりで観たワタクシ、
うん、まあ確かに期待どおりにめっちゃどよーーーんとなれました(笑。

アレ、ドラマ版は真相がもう、真先に第一話たっぷり使って出てくるんですね。
原作の大体の内容は知ってるのですが
途中で示唆される「過去」が
ドラマ版では最初の最初っから大前提になってるわけなんだ。

なるほど、「感情面を描きたい」というコンセプトありきになってるので
それならばこれ以上効果的なやり方はないですよね。
観てるほうはハナっから、子ども時代の悲劇的なふたりの、
淡い恋を無残に引き裂かれるところから提示されるので
この先どんなに非道なことになっていこうとも
どうしてもそっちサイドで見てしまうことになるから
ダークな部分へもある程度感情移入して自然についていける。

山田孝之くんてのはほんっとに
言っちゃ悪いけど不幸にしかなれないような男だなぁ^^;
フツーの役とか無理なんじゃないのか(笑。
もう目線というか、顔つきだけじゃない、
醸し出す全てが「ボクは幸せになれません」て感じで。
当て書きキャストのようにはまってましたよね。
他の俳優さん考えつかない。脱帽。

雪穂の子役の女の子、表情とかふとした感じがものすごく綾瀬はるかとダブってて、
もちろんそもそも似た子を探したのでしょうけども、
これまたすごくよいキャスティングだったですね。
巧い子役さんです。
男の子もよかった。
子役ふたり、天才だね。

渡部篤朗もハマってたなー
もうほんとにこういう役やるために生まれてきたような人だな(笑。
死ぬときのセリフなんかもーよくてよくて、
どうしようもないクズなのに
思わずかわいそうになっちゃったもん。

武田鉄也もね、
中盤まであんまり好感持てなかったんですが
古賀刑事殺されちゃったあたりから
ほんとにこの人も気の毒だなって思えてきちゃって
もう誰も彼も不幸なドラマで
徹底っぷりがスゴイなと思った^^;

セカチューのときの先生的ポジションが
余貴美子さん演じる図書館司書さんなわけですが
10話の、この人と武田鉄也のシーンが
すごく納得できたというか、
ドラマのコンセプト的に筋通っててよかったと思う。
多分原作には全然ない部分なんじゃないだろうか(笑。

雪穂の義理の母役、八千草薫さんも素晴しかったです。
凛としてとてもカッコよかった。
よい人だったですね;_;
でも雪穂を変えることはできなかった。

しかし。
概ねすごく引き込まれたんですが、
最終話だけはなんかうーーん、て感じが残ってしまったなぁ。
雪穂が決着ついてないから、なんだと思うけど。

感情的な部分を追ってきたドラマなだけに
ラスト、雪穂が堂々と昼を生きていく図太さを
やっぱり結局通せないのもよくわかるんですが
雪穂が会社も失って死ぬこともできずに生ける屍、、てのは
亮司も気の毒に尽きるな^^;

最後に出てきたのは亮司の子、なんですよね?
なけなしの希望をつないだ一筋の明かり、って位置づけなのかもですが
アレは蛇足だったような気もする…
園村役の小出くんの自首もなくてもよかったようにも思うですね。

篠塚もそういう印象でしたが
なんか最後みんなイイ人になろうとしてて
ちょっと気色悪かったむしろ^^;
ゴメン、ワタシがヒネクレてますか(笑。

一気に11話観て、
観終わった後にものすごく虚しくなるこの感じ。
しかしまさにコレを求めていたので
非常に満足でした、ハイ。

それにしても
山田孝之のモミアゲにすごく目がいってしまうな(笑。
あの人ほんと毛深いな。

↑そういう〆ですか(笑。
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何かと沈む話題が多いのでロクなことが考えつかず
何かに没頭していたい気持ちもありまして
以前からまとめて観たいと思っていた2007年大河の「風林火山」を
第1話から一気に観ています。

本放映のときには、最初のうちは観ていたのですが
当時日曜夜は月曜の仕事の準備が忙しかったので
しばらく観ないでいるうちに話がサッパリ、
誰が誰やら、どっちの味方やら、、になってきてしまって
結局半分以上観損ねてしまったのです。

現在折り返し辺りまで観進んで
丁度これからGackt謙信が表舞台に出てこようというところです。
いやー、やっぱり無双ファンとしては周瑜っぽい印象が(笑。

全体に非常に骨太な、重々しい作りなので
見応えがたっぷりですねー
今風な受けを意識せず、
恐らく当時の価値観に近いイメージで作られた重厚なドラマで
子供の頃に観ていたような、一昔前の大河の雰囲気を醸している気がします。
役者さんがみんなすごく巧いように思います。

亀治郎さんが、晴信が歳を重ねるにつれ
どんどんセリフ回しが舞台っぽくなってきてるのは
やや笑ってしまいますが。
巧いんですが、やっぱり歌舞伎の人は歌舞伎っぽいですね(笑。
つられてる感じ?に他の役者さんも大仰な言い回しになってるので
違和感はないですけれども。

井上靖の原作は大昔に読んだのですが
実のところほとんど忘れてます^^;
もっとも最初の数話はドラマオリジナルですし
他もそのエピソードに副って随分改変されているようなので
あれ、こんなだっけ?、と思うのも道理みたいですが。

脚本の評価も随分高いようですが
確かに面白いです^^

山本勘助に関してはしばらく前まで実在も疑われていたくらいで
史実は謎だらけ、
従ってそのエピソードは、
勘助を含めて回りの人物の逸話も
軍記物に由来したものは真贋が当てにならない話ではあるのですが
辻褄を合わせつつ捏造もしつつ(笑
それなりに壮大に纏め上げている時代ものの脚本というのは
ほんとにスゴイなーと思います。

千葉真一(現在はJJサニー千葉に改名)の板垣信方が
シブくてよいなぁ^^
史実はどうなのかわかりませんが
このドラマでは晩年まで終始カッコよく描かれているので
オイシイ役ですよ。
この頃体調悪かったそうですが、千葉真、迫真の演技。
次の回で死んじゃうんだけど;_;

毎日少しずつ、楽しみに観ております^^
2006年にTVシリーズにもなってたんですね~
知らなかったさ。

TV版のブレイド役はウェズリーじゃなかったみたいですが。


映画「BLADE」から主演のウェズリー・スナイプス。

blade.jpg

久しぶりに観たくなって借りてきたので^^


やっぱロングコートに銃に刀のアクションてのは
ほんとにカッコイイですよね~~vv

これ以前のウェズリーというと
「メジャーリーグ」の俊足のお調子者くんのイメージがあったので
あまりにマッチョい変貌ぶりにびっくりしたもんでした。
身体の大きさがひと回り違う~~(笑。


映画の1作目は1998年ですが
元々はマーベル・コミックスから出てるアメコミです。

ウェズリー・スナイプス演じるブレイドは
吸血鬼と人間のハーフで、
吸血鬼の弱点であるところの日光が平気なので
「デイウォーカー」と呼ばれ、怖れられるヴァンパイア・ハンターなのね。

人間とヴァンパイアの間に生まれたのではなくて、
母親が臨月のときにヴァンパイアに襲われてしまい、
ヴァンパイアに変化しつつ産んだので
彼はハーフなのです。


ロングコートを身に纏い、
銃と刀でクールにヴァンパイアを狩る半魔…

なんていうとどっかで聞いたような感じですが(笑
ごもっともな話で、
神谷さんが「デビル・メイ・クライ(DMC)」作るとき
コミックスに影響受けたらしいですね。

「DMC」でダンテが戦う悪魔の名前に
ブレイドとフロストなんてのも使われてますし^^


1作目があんまりカッコよかったので
2、3と作られましたが
映画の出来はご他聞に漏れず1>2>3という感じです^^;

まあ、さして込み入ったストーリーなわけでもないし
ただもうアクションがカッコよければ許せる映画なので
そういうつもりで観ればよいのです^^

ネタがネタなので
グロい部分も当然ありますが
ウェズリーはほんとにカッコイイので
一見の価値有り。

ウェズリーのスバラな肉体美もおススメだよ!笑

ちなみにブレイドは
腕や背中にトライバルの刺青がびっしり!なのですが
これって同時期発売の
バンダイから出てたPSのゲーム
「カウントダウン・ヴァンパイヤーズ」の主人公キースもそうだったので
原作アメコミの影響受けてる作品て
意外に多そうですね^^



◆「続きを読む」にてひと言メルフォのお返事をさせていただきました。
  ありがとうございます^^

今日のゲリラ豪雨はスゴかったー
ついに電車止まっちゃったですもん。
大雨洪水警報も出てたし。

もはや夕立じゃなくてスコールですよね、熱帯の。

今日もタバサの迎え→整形外科でリハビリのコースでしたので
ばっちり雨に遭いましたとも^^;



さて、最近観たDVDの感想をまとめてサラっといくつか。


「Xファイル 真実を求めて」

ドラマ終了から6年後の設定で
そのぶん歳を取ったモルダーとスカリーが登場でしたので
なんとも懐かしくて、そういう意味で感慨深かったです。
TVシリーズはずっとDVD出る度借りて観ていて、
とても好きでしたので^^
脱獄してからひっそりと田舎で暮らすモルダーと
彼をかくまいつつFBIから完全に退いて
カトリック系の病院の医師として働くスカリーのもとに
「モルダーへの告訴を取り下げる」という条件で
FBIが捜査協力を求めてくる、という内容。
捜査官の行方不明事件に
自称霊能者が協力を申し出てくるのですが
ただでさえ胡散臭いうえ
元性犯罪者で神父というこの霊能者をFBIは持て余し、
この手の輩の扱いに慣れていて
且つプロファイリング能力に優れたモルダーに
お鉢が回ってきたわけですね。
モルダーの「6年前の殺人罪」については
FBIもでっちあげを承知の上で
敢えてモルダーの捜索をしないでいたような感じなので
ほとぼりが冷めたところで呼び戻した、みたいな。
お話は正直なところ
TVシリーズのひとつにフツーにありそうな程度で
映画だから特別スケールが大きいとかそんなものではなくて
小さくまとまっていた感じかな。
むしろモルダーが捜査という仕事に情熱を取り戻していく姿と
スカリーの内面の葛藤に重点を置いているように見えたので
確実に年齢を重ねて、より親密になってきたふたりのその後を
淡々と、しんみりと描いていたように思います。
サスペンスやアクションや謎解き、
そういった部分を期待して観てもそんなに意味はないのかも。
シリーズが好きだった人に久しぶりのプレゼント、
という感覚で観るべきものだと思いましたね。
同僚以上、恋人未満という微妙な関係だったふたり、
ラストシーズンの頃には大分接近していた印象でしたけれども
更に年月を経てまるで家族のような絆で結ばれていて
言い尽くせない様々な過去を共有した「大人の恋」とでもいうか、
そういう雰囲気がなんともよかったです^^



「G.I.ジョー」

いやこれはもう、予想どおりのノーテンキ映画でした。
よく存じないのですがコレアメコミですよね、絶対そうですよね。
それもあんまり大人向けじゃないヤツ(笑。
正義の味方、多国籍の秘密の武装団体なわけですが
それで名前がG.I.ジョーなあたりから
もうアメコミ以外在り得ないもんな(笑。
CGを駆使したハイテク武器で
スピード感溢れるドンパチやってるあたりは
「トランスフォーマー」に近い感覚で
脚本がラリホーな感じもまるで双子のようだ。
「20年前の東京」と称して「間違った日本」が登場するのだが
日本の寺で修行をした、どう見ても少林寺拳法を使う忍者の役を
イ・ビョンホンが演ってる。
名前が「ストームシャドウ」笑。
イ・ビョンホン的には本意だったのだろうか。
しかも無駄に服が破けて露出シーンがある。
仕事選べばいいのに、と思ったが
「ハムナプトラ」と制作が同じかなんかで
ブレンダン・フレイザーとかイムホテップ役の俳優さんとかが
チラリと出演していたりして
ようするにお祭り感覚で作っている映画のようですね。
話題にはなるから出といて損はないと踏んだか(笑。
ラスト近くで黒幕キャラが鉄火面被って
「私をコマンドーと呼べ」とか言い出したときには
爆笑してしまった。
いかにも続編作る気満々な終わり方だったのですが
やっぱりもう制作決定しているそうです。
お笑い目指している人は
ツッコミ入れる練習に見るといいかも知れません(笑。



「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」

ぽぽじが小学生のとき原作小説を好きで
観たいと言っていたので借りて来ました。
うーん、、、
やはりこの手合いはどうしてもハリポタの亜流と見られてしまうし
逆にハリポタが無ければ
今ほど盛り上がってもいないジャンルの映画なのかも知れない。
原作を好きなお子さまには実写化されるだけで楽しい、
という部分もあると思うのですが
ファンタジー映画として正直これと言って目新しい点もないし
カッコイイかというと微妙だし
退屈な映画だったかも^^;
原作はアメリカで随分人気があるようで
映画の続編も決まっているらしいですが
映画は原作とかなり相違点があるらしく
賛否両論なのだとか。
低年齢向き。
ファミリー映画としては一定の興行になるのかも。




◆「続きを読む」にてひと言メルフォのお返事をさせていただきました。
 ありがとうございます^^
DVDは借り出すとしばらく止まらないもんですね(笑。
返しに行くとついついまた借りてしまうんだなー

GEOが100円セールやってるうちは
連鎖が止まらないかもです^^;


で、せっかく夏なので
やっぱりホラーのひとつも観なきゃな、ということで
ジャック・バウアーでおなじみのキーファー・サザーランド主演の
「ミラーズ」というハリウッドホラー映画を観てみました。

借りたDVDに予告編が入っていて、
なんか怖そうで期待できるかなーと思ったので^^

でもDVDの裏面の紹介文が
「緊迫感、激しいアクションはジャック・バウアーそのもの!」って書かれていて
ちょっと笑いましたけどね^^;


ストーリーは特に目新しいわけではなくて、
タイトルのとおり「鏡の中に何かいる!」的なものです。

同僚を誤射して死なせてしまったことで停職中の警官・ベンは
アルコールに溺れ、精神的に不安定な状態になり、
妻子と別居して妹のアパートに転がり込んでいる。
しかしなんとか家庭生活を取り戻そうと禁酒を決意、
復職までの間のアルバイトとして夜勤の警備員をすることに。
勤務先は、5年前の火災で死者を出したデパート。
保険会社とオーナーが係争中のため
火災の後手付かずのまま放置されている廃店舗なのだが、
初日から奇妙な出来事が起こる。
鏡についた無数の謎の手形。
磨いて消そうとしても、まるで向こう側からついたかのように消せない。
女性の断末魔のような叫び声を追っていくと
現実には居ない、鏡の中だけに焼け爛れた女性の姿が。
そして突然炎に包まれる、鏡の中の自分。
ここの鏡の中からは邪悪な気配を感じるのだ。
ベンは前任の警備員が鏡の破片で自殺したことを知るのだが、
何故か一面識もないはずのその男から荷物が届く。
中に入っていたのは、廃デパートの火災に関する新聞記事や資料。
放火した男は妻子殺しの罪でも起訴されていたが、
鏡を殺すために火をつけた、妻子を殺したのも鏡だと供述し、
精神病院に収容されたのちに既に死んでいた。
そして夜警中に拾った前任者の財布には「エシカー」という謎の走り書き。
鏡の中の何者かは彼に何をさせようとしているのか。
さっぱりわけがわからないままだったが、
妹のアパートの洗面の鏡に映った自分の顔が歪んで見えたりと
焼けたデパート以外の、外の鏡の中にも異変が起こるようになってくる。
そしてある日、ベンの妹が鏡の中の妹本人によって殺されてしまう。
その凄惨な死に様に恐怖したベンは
鏡の中の何かの要求、すなわち
「エシカー」を探し出すという要求に応えなければ家族を殺されるのだと悟る。
妻はベンが精神的に参っているのだと考え、
家中の鏡を取り外し、姿の写るものすべてにペンキを塗る彼の奇行を怪しむが
幼い息子が鏡と会話したりなど
家の中で起こる異変に恐怖を覚え、彼を信じるようになる。
ベンは「エシカー」の謎を解き明かし、家族を救うことができるのか…

というような内容です。


前半はですね、なかなかよかったんですよ。
廃墟と化したデパートをひとりで夜警する主人公ベン。
建物内部は煤けたり焼け焦げたマネキンが立ち並び、
ゴシックホラーな雰囲気を醸してて舞台のムードは◎。
そこで起る鏡の中の異変はなかなかじわじわと怖くて
いい感じ出してました。

冒頭の前任の夜警が死ぬシーンと
それと特にベンの妹の死に方はグロかったので
苦手な人はうなされるかも知れないですが^^;
ゴアシーンが売りなショックホラーというほどではなくて
悪くはなかったです。

しかし終盤に「エシカー」の謎に辿り着いたあたりから
ジャック・バウアーになってきてしまったな(笑。


以下ネタバレ含みますので「続きを読む」にて。


TVシリーズ「サラ・コナー クロニクルズ」の感想ですが
バカ長いので隠します^^


前編を劇場で観たにも関わらず
後編は見逃してしまっていたのでずっと気になってたんですが
GEOが80円の日があったので
やっと借りてきましたよ、「レッドクリフ パート2 未来への最終決戦」。

前作の感想としては
悪くはないんですがそんなに好みでもなかったため
むしろネタ的に観ておきたいなというか(笑
そういうキモチで観てみました。

感想はどうせ散文的になるので
箇条書きで^^


・中国語で撮影された、完全に中国映画の、
 非常にお金のかかった豪華な映画として
 世界市場に受け入れられる「三国志の映画」が作られたことに
 とても喜びを感じるのは事実。
 
・しかしジョン・ウーはやっぱ冗長に過ぎる^^;
 多分みんな言ってると思うが
 余分なシーン削れば1作の時間で出来る映画だった。
 完全に民族性と好みの問題だが
 個人的にはお耽美シーンに特に退屈を感じた。

・戦闘シーンは迫力があって確かに凄かったと思う。
 というか、人的損失が凄まじく
 最終的には数にものを言わせるゴリ押し戦法で
 当時の戦というのは実際こういうものだったんだなーと
 ちょっとテンション下がらざるを得ず。
 カタルシスを求めて観られるものではなかった。
 終盤の周瑜の「勝者はいない」というセリフを際立たせるべく
 演出されたのだと思うが。

・劉備殿が蚊帳の外。
 というか正直とても情けない-_-;
 漢民族の皆さんは蜀びいきだと思っていたので
 扱いの可哀相さにちょっと意外な印象。
 殿にもう少しでいいからカリスマ性を。
 前作でもそうだったがあれでは田舎の既にロートルなオヤジ。
 曹操より年くって見えるキャスティングも哀しい^^;
 

趙雲さまは殿より周瑜が好きだった(笑。
 てか今更だが趙雲さまデカすぎ…なのか他のキャストが小さい人多いのか。
 メインキャストで一番身長があるのが彼では。
 関羽よりデカイ趙雲さまに違和感。
 そして今回も何か鎖状のものを振り回すのが大好きだった(笑。

・そして関羽の出番少なすぎ。
 演出上無理もないが
 曹操を生かして見逃す的シーンもトニー・周瑜に持って行かれたため
 ほとんどいなくても気づかれない程度の存在感^^;

・張飛は型どおりのキャラで型どおりのシーンに登場。
 無難な扱いだがちょっと怪我しすぎで気の毒だったかもしんない。
 あれで生きてるのがスゴイというべきなのか
 もう少し考えて戦えと心配してやるべきなのか。

・中村獅童の甘興はなかなかよかった^^
 あの、榴弾みたいなの試作してるシーンは
 中国映画らしくベタベタではあったが結構和んだv
 あにきィ!って感じで慕われてるのも
 短いシーンで表現してあるがはっきりわかって引き続きいい感じ。
 ジョン・ウーは他のアレコレも
 総じてこれくらい短く表現できればいいのにね(笑。
 しかし甘寧がモデルなのだろうから死なないでほしかったかも;_;

・風を呼ぶ祈祷はしてなかったですね。
 科学的アプローチで北方風。

・黄蓋の「百叩き」エピソードは
 「50叩き」に割引で本人から提案されるも
 周瑜の「そんなに叩かれて戦えるつもりでいるのかじいさん」のひと言で
 あっさり却下(笑。
 そりゃ現実問題確かにあったかどうかわからない話ではありますが
 有名なエピソードなのに取り付く島もない周瑜(笑。

・そして黄蓋は
 火をつけた直後に負傷して河に落ちたという部分は史実どおり。
 
・孫尚香の敵陣侵入は無理有り過ぎ、、、というか
 あんなにバレバレに偵察しててバレないというの
 曹操軍アホばっかりなのか^^;
 サッカー(蹴鞠です)の上手い、
 やや知的障害のあるっぽい人の良過ぎるお兄ちゃんは
 利用されまくりで気の毒だったな-_-;
 尚香は良心の呵責を感じていたようではあったが
 彼が死んだのは間違いなく尚香の所為である。
 あのタイミングで声をかけるのはどうかと思う^^;
 友として救う、というよりは
 ひとりで何十人もちぎっては投げ、している無双の彼を止めるべく
 わざと隙を作るために声をかけたのかと邪推したくなる展開。
 芽生えた友誼を虚しく引き裂く戦の悲惨さを表現したかったのなら
 もっと他のやりようもあったように思う。
 一連のこのエピソードは
 一昔、というよりふた昔前のありがちなものに過ぎ
 そっくりなくてもよかったんじゃないか。
 ようするにこの作品で尚香が必要だったのか疑問。
 全体にむさくるしいので
 男勝りな姫キャラが欲しかったのかもしれないが
 それにしてはあまり効果的ではなかった。
 そのあたりを考えてか
 無駄にわざとらしく肌を露出するシーンが用意されていたが
 (皆の前で腹に巻いた地図をほどくシーン)
 
 動揺していたのが権だけだった。
 兄というより国王として威厳がなさ過ぎで哀れ^^;

・ていうか権だよ権。
 ねぇみんな、権もっと大事にしてあげようよ呉王なんだよ(笑。
 率先して前線に立つ王にこそ皆ついてくる、とは言うものの
 
まさかの超最前線(笑。
 盾で囲ったあの突撃隊の中に国王が居る時点で負けだからね普通は。
 みんな気づいてないのかも知れないけど
 権死んだら負けなんだよ!笑

・祭帽(字違ったかな?)と張允は
 これまた型どおりのバカっぽい役回りで気の毒だったが
 これは仕方ないか^^
 それにしても殺される瞬間のあの
 「ふたりが死んだら水軍は誰が…!」の声に
 あ、そーか、ヤバかったかでももうやっちゃったし…
 みたいな曹操も情けなさすぎで泣けた-_-;
 ソソ様にももう少しでいいから知性とカリスマ性を…!
 病の兵を奮い立たせるエピソードも
 なんか浮いてる印象を持ってしまって納得いかんかったよワタシは。
 だって小喬が来たら
 何の疑いも持たずワクテカで迎えちゃうあたり…-_-;
 
・小喬についてはもうなんと言っていいのか
 ソソ様をお茶に誘って時間稼ぎしたから
 呉が勝ったわけじゃないだろうまさか(笑。
 そのせいで負けたとか怒り狂う曹軍の将軍も了見が狭すぎるというか
 もはやヤケクソでしかない^^;
 あれが張遼だったら個人的に泣く。
 小喬、完全に足手まとい以外のなんでもないと思うのですが
 みんななんとも思ってないのかよ^^;
 
・結果として曹操をはじめ
 曹軍がアホっぽい印象ばかりを持たされることになったために
 「強大な敵に知略を駆使して立ち向かう少数精鋭」というカタルシスが
 完全に失われてしまい
 エンタテイメント性にはかなり問題のあるつくりとなってしまった。
 敵もある程度抜け目なくソツ無く、ある種カッコよく描かれてないと
 こっちの凄さも引き立たないと思うのだが
 そういうつもりの映画ではなかったのだろうか。
 でも社会派とか、ただただ悲惨さを描くとか、そういうつもりとも思えず。
 これが中華風スタイルだと言われればそれまでなのだが。

・などと色々文句垂れてはみましたが
 最初に申したとおりネタとしては大変に楽しめて
 終始笑が止まらない感じで観賞させていただきましたv

・でもやっぱりトニー・レオンがアップになるたび
 失礼とは思うがくたびれたウッチャンに見えて仕方なく
 逆に権があまりにも美男だったので
 権の可哀相さと相まって
 「もっと権を映せ!」とばかり思って観ていた(笑。
 権役の俳優さんには今後注目したい。
 マジ美男。前も言ったけど周瑜はむしろ彼。

・どんどん増えていく周瑜の器の団子。
 2万の兵全員がやったらどうなるんだろうと要らぬ心配をしていたが
 一気に頬張ってリスみたいになった周瑜のモグモグに
 大爆笑しちゃダメですか。
 あれギャグシーンじゃないよね?誰かそう言ってワタシを叱って(笑。

・ラストシーンの周瑜と諸葛亮の顔近すぎだろう。
 ゴメン腹抱えて笑ってしまった^^;

 
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